気を調え心を癒す・きぼう堂鍼灸治療院へようこそ。

「陰包」

作成:2010.8.10

首の症状(寝違い・ムチウチ・ヘルニア等)に効くツボ

陰包(いんぽう)

首の症状に効くツボです。

足の厥陰肝経という経絡上の経穴:陰包(いんぽう)です。


位置は、

下の写真の様に膝を90度ぐらいに曲げ約12cmぐらい上、大腿の内側にあります。
(赤い点)

内モモの半分より前側寄りで圧すとかなり痛いです。

(指で500円玉ぐらいの範囲を何箇所か圧して、一番痛いところを探してください。)

陰包

素人の方は、ここに「せんねん灸」などでお灸をして下さい。

当院では通常の経絡治療の後、ここに円皮針を貼ってます。


陰包は脈診で肝経実(強い)とき写法(弱くする方法)でよく使うツボですが、虚(弱い)のときに補法(強くする方法)としても私は使います。

この陰包は、首の凝りはもちろん、寝違い、ムチウチ、頚椎ヘルニアにも効果があります。

頚椎ヘルニアの患者さんに陰包を使うようになってから症状の緩和が著しいです。


因みに、当院の治療で症状が完全消失後、整形外科でMRIを受け

「医師から『ヘルニアは完治してますよ。』と診断されました。」

と喜びのご報告してくれた方が、今までで2名ありました。(私を入れると3名です)


※当院では、治療により症状が消失した患者様に
「高いお金を払って検査を受けてください」と特にお願いはしません。
 その為、この方々以外にも完治した人は多いと思いますが、実数は不明です。

ちょっと余談ですが、

この2名の方は、頚椎だけでなく腰椎にもヘルニアがありましたが、

お二方共に腰椎のついてもヘルニアが消失していることを医師が確認しています。


お一人について、ちょっとお話します。

この方は、首に1箇所、腰に2箇所のヘルニアで、首周りの痛みと両上肢のシビレ、

両手の握力は7kgまで落ち、腰痛と坐骨神経痛で歩けなく殆ど寝たきり状態でした。

これらの痛みに加え、原因不明の微熱と消化不良がずーっと続いていました。

鎮痛剤をはじめ、症状を抑える他の薬はどれも効いていませんでした。

そのため家事も殆ど出来ず、お仕事までも辞めることになってしまいました。


医師からは手術も勧められていましたが、手術のリスクを考慮し鍼灸だけで治すと

決心されました。

当時は往診専門で治療をしていましたので、始めは毎日、その後症状が緩和するに従い

週3回で往診をしました。


約半年後、何れの症状もかなり緩和したので、衰えた筋肉を戻す為に水中リハビリに

通ってもらうことにし、病院でMRIの再検査を受けたところ、ヘルニアの完全消失が解り

完治が確認できました。

その2ヶ月後(治療から8ヵ月後)には、新しい職場が見つかり今でも元気に働いてみえます。


因みに、頚椎に限らず腰椎のヘルニアで手術を勧められている方でも、当院の治療で

症状が完全消失した方、又は著しい緩和をした方が他にも沢山みえます。

そして、ヘルニアの手術しても痛みが消えない方もご来院されますが、その様な方も良くなっています。

私は、頚椎、腰椎問わず椎間板ヘルニアは経絡治療で良くなるものだと思っています。


話がちょっと逸れましたが、陰包に戻します。

何故、陰包を使うようになったかというと、

以前、私自身、合気道で受身に失敗し首を傷めたことがあったんです。

(かなり症状はひどく、この時は「ヘルニア再発か?」と、落ち込んでました。)


元々私は、肝経という経絡が弱くなり易いタイプなんです。

自分を治療していく中で、肝経を要穴以外で補えることは出来ないかと日々模索していました。

あるとき、陰包あたりを圧していたら首の痛みが軽減し動きやすい事に気付き、

「ひょっとして・・・・、」と思い、

それから陰包を自分自身の治療に使ったら、そこから症状は激減し復活出来ました。

そして今では全く症状は有りません。


それからです。

首の症状の患者さんにも使うようになり、以前より良い効果が出るようになりました。

(因みに、首に症状がある人を脈診するとかなりの確率で肝経が弱くなっています。)

陰包は膝疾患に使うことが多い

一般に陰包穴の効能は膝疾患に関することが主です。

首の症状に効果があると謳っているものは、私の知る限りでは今のところ見つかりません。

(あくまでも私の知る限りですが・・・・、ただ、故小川晴通先生が陰包よりも上部で首に効く反応点を紹介してたはずです。)

でも経験上、私は陰包は首の症状に大変良いツボと認識しています。


軽い寝違いぐらいであれば、これだけでも緩和できると思います。

しかし、全く首が動かない重症の寝違いや、ムチウチ、頚椎ヘルニアなどは、

脈診により経絡の歪を知り調えないと中々治っていかないと思います。

重症の方は、早めの経絡治療をお勧めします。

もちろん首には鍼はしていません

そうそう、いずれの患者さんも(私も含め)患部の首には一切鍼灸はしてません。

手足の要穴と背部兪穴、そして陰包だけです。

それでも、重症の寝違い、ムチウチ、頚椎ヘルニアが治っています。

人間の持つ自然治癒力は素晴らしです。








(注)当院の経絡治療は脈診により使う経穴(ツボ)を決めています。
それは、経絡のバランスを整えることにより、その人が持っている自然治癒力を充分に発揮できるように手伝うことが経絡治療の役目だからです。

従って、症状によって使うツボを決めていません。
あくまでも乱れた経絡を調える為にツボを選んでいます。

でも、堅苦しいことばかり言っていても何ですから、脈診が出来なくても、少しでもご自分で治療するときのお役に立てたらと思い、ここに書きました。





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