※これは「病気とはメッセージ(無意識の領域にある自己否定の投影)」の続きです
我々現代人は大切なことを忘れてる
治す力は、全ての人間の中に存在しています。
この治す力は、生命力、生命エネルギー、気のことです。
この気が生命の源である魂から蛋白質の塊である肉体に供給さ、我々は人間として日々生きているのです。
そして、心が気をいう生命エネルギーを司り、人間として生きる肉体に気を与えているのです。
ただ、我々現代人(医者も治療家も患者も)は、このことを忘れてしまい気(生命エネルギー)を有効に使うことが出来ないのです。
むしろ現代は、「我々人間とは弱いもの。自然治癒力(気)という当てにならないものなんて信じない。信じるは科学の発展、医療技術のみ、この医療技術の発展こそが健康を得る近道である。」という勘違をしている状況にあると思います。
死んだ肉体に薬を投与しても生き返りません。
生きている肉体に薬を投与するから効き始めるのです。
死んだ肉体を手術をしても治りません。
生きている肉体を手術するから、そこから手術の傷が治り回復するのです。
鍼灸も他の民間療法も気功や祈祷の類もみんな同じで、生きている者にそれらを施すから効くのです。
死んだ者を生き返らせる魔法は存在しないのです。
自動的に修復する機能
肉体は、心に司られています。
そして、肉体に気が巡ると生きた肉体、そう、身体(人間)になるのです。
身体には生命があります。
ゆえに自動的に修復する機能があるのです。
それが自然治癒力という偉大なる生命力です。
身体を単なる機械や人形と同じ思わないでください。
機械は誰かが直さなければなりませんが、身体には偉大なる生命力という自然治癒力が自動で回復してくれるのです。
24時間、365日、生涯通して、常に機能してくれるのです。
その機能を邪魔しているのが、自己否定(自分を愛さない)の価値観から来る負の感情、ストレスです。
邪魔することを止めれば(心を癒せば)、身体は自動的に良くなります。
自分を愛せば、もっともっと限りなく自分の中の本当の力を発揮し、誰もが人生を堂々と有意義に生きることができます。
人間とは、そういうものだと私は思っています。
もっと医療技術が発達したら心の癒しは要らないのか?
残念ながら新薬や新技術の治療法が開発されても同じです。
もし仮に、新薬等で今患っている病気が治り平和な生活に戻っても、その人が相変わらず自分を愛せずに気が下がっていれば、時間と共に肉体の次に弱い部位に病気が新たに発症するだけです。
つまり、いくら新薬等ができても、結局は病苦の人生からは脱出できていないことになります。
いかなる治療法も肉体に気という生命エネルギーが有効に巡らなければ何も出来ないのです。
医者も治療家も患者も、このことに気づかなければ何をやっても上手くはいきません。
薬(漢方薬も含む)も手術も、鍼灸(私の経絡治療も含む)も、他の民間療法も、気功もお祓いも、これら全て治るための手助けをするだけなのですから。
自分を愛さないから病気が無くならない
近代以降、科学の発展と共に、これだけ医療技術が発達しても一向に病気はなくなりません。
予防医学といって人間ドックをしてもガン検診をしても病人は減りません。
慢性疾患の患者は増え、新たな病気が現れ、以前では10万人に1人といわれた難病の人が今ではその割合を増やしています。
平均寿命が長くなっても、心が平和で元気で健康に生きている時間が長くなった訳ではありません。
便利で豊かな現代社会になりましたが、人間関係はギクシャクして会社や学校、ご近所、親族間、家族でも気を使うことが増え、老若男女問わず心が病む人は増える一方です。
そして当然のことながら年間の医療費も毎年増え続けています。
これら全て、自分を愛さない(自分を信じられない、あるがままの自分を受け入れることができない)から起こっていることだと私は思っています。
そして自分を愛さないから他人を愛することができず、様々なトラブルが起こり、多くの人々が同じような状態になれば社会環境全体が悪化し益々不安や不満といったストレスが溜まる生活を送ることになるのです。
つまりは、我々一人一人が「自分を愛さない」ということが、各々の気という生命エネルギーを弱めることになり、その結果、社会全体でも病気は増えることになってしまうのです。
これだけ医療技術が発達した現代社会においても病気は一向に減らない原因が、ここにあると私は思っています。
◎次のテーマ「まとめ:病気を治し予防するためには・・・」に続く