Q:治療期間中、今使用している薬はどうすればいいですか?
A:この質問には、一言ではお答えできません。
なぜならば、鍼灸師という立場上、お薬に関して患者様に指示することが出来ないからです。
ご使用することで特に心身に不快なことが無ければ、医師の指示通り当面そのまま続けてください。
ただ、経絡治療を受けることで気の巡りが良くなり体調が良くってきますから、今まで使っていたお薬が良く効くようになってきます。
特に痛み症状に全く効かなくなっていた鎮痛剤などは、全く同じものなのに再び効果を発揮するようになってきます。
当然、治癒を目指して治療している訳ですから病気の種類によっては将来的にお薬が要らなくなる場合もあります。(減薬できる可能性があります)
しかし、いずれの場合も自己判断でお薬を減らしたり中止をしないで下さい。
必ず主治医の先生にご相談して下さい。
以下に、常用する薬ついてご注意してもらうことを記しておきますのでご参考にして下さい。
糖尿病の薬、高血圧の薬
治療により血糖や血圧は、今までより正常に近づく、または安定してくると思います。
しかし、強めの薬を使用している患者様の場合、薬が効き過ぎることもありますので、低血糖、低血圧傾向がみられたら主治医の先生にご相談してください。
抗うつ剤、精神安定剤
カウンセリングと経絡治療で次第に心が安定してくると思います。
しかし、調子が良いからといってご自分の判断で急にお薬を止めないでください。
例え治療期間中でもリバウンドは起こりますので、必ず主治医の先生にご相談して徐々に減薬してもらえれば薬から離脱できます。
その他のお薬についても
上記の薬と同様に「普段は体調が良いのに薬を服用した後に悪くなる」ことを感じましたら、速やかに主治医の先生にご相談してください。
※:健康な人が薬を服用すれば反って調子が悪くなるものです。鍼灸で体調が良くなっていることを主治医の先生に必ずお伝えください。