自分への過剰なプレッシャーを無くす

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◎前の記事「どんなことも自分の意思で行うべき」の続きです。

8/29:通りすがり様からのコメント

2014.08.28の記事
「やりたいから『やる』。やりたくないから『やらない』。」
に対して、8/29:通りすがり様からのコメント

そんなこと言ってられないのですけど

やりたいから、”やる”、
やりたくないから、”やらない”、でいいのです。
そんなこと言ってられないのですけど
生活していけないじゃん
だれが面倒見てくれるの
嫌なことでも言われれば、やらなきゃ首になってしまいまっせ

以上、

このコメントにもあったように
生活のため仕事なら嫌なことでもやらなければならない。
と考える人は多いと思います。

私もサラリーマンをやっていましたし、
この世界に入っからも雇われで仕事もやっていましたから、
その気持ちは理解できます。

ただ、私の経験上、
いつまでも自分の心を無視して働き続けることは、
自分にも周りにも良くないと感じています。

 

好きでもないことをすることは、自分が何かの犠牲になることです。

自分が犠牲感を抱いていると、
それが長く続くと周りに対しても
同等のことを求める傾向が出てきます。
(前回の記事の「見返り」のことです)

もちろん家族のため生活のために働いている人なら、
「やりたくないからやらない」と言うことで、
わざわざ首になることはできない、と考えることも分ります。

でも、この考えが本人に過剰なプレッシャーを与え
徐々に心を苦しめて病気になっていることも事実なのです。

 

心を蔑ろにして鍼灸治療をするだけは意味ない

私は治療家です。
病気を治すのが仕事です。

病気の本当の原因が心なら、
そこを何とかしなければ、どんな治療を受けても、
その治療効果は一時的なものになってしまうのです。

 

特に私のところに来る患者さんは一般的な治療は既に受けています。

経絡治療を含め他の鍼灸を経験してる人もいます。
カウンセリングを経験している人もいます。

それらが効かなくなってしまい、困り果てて当院に来ています。

 

これらが効かなくなってしまった理由は、
治療家も患者様も病気についての認識が身体だけに限定されており、
真の原因が心にあることに気づいていないからです。

例え気づいていても、一般的なカウンセリングでは、
傾聴が重視され、今、悩んでいることについての不満や不安を
吐き出させることで一時的に心を軽くさせることが多く、

心と身体の関係、気(生命力)との関係、
意識、価値観(固定観念)、感情などが
自分の言動を左右し、人生や人間関係に与える影響などを
説明されることは、まずありません。

そのため、
カウンセラーのもとでは心は癒せて楽になるが、
いざ一人になった時、自分でどの様にすれば
心をコントロールし癒せるのかが依然として分からないままなのです。

 

私は心が病気の原因と考える以上、
心を蔑ろにして鍼灸治療をするだけは意味ないと考えています。

そして、カウンセリングをしても
心と身体人生の関係を患者様が理解してもらわなければ、
似たような悩みに何度でも陥り苦しみ、
その度に再発や新たな病気を発症してしまう、と思っています。

そのため治療中の会話で心を苦しめていることが分れば、
少しでも心が癒せるようにアドバイスをします。
(但し、患者様からご要望があった場合に限ります。)

その一つが8/28から続いているテーマ「”やりたいから”・・・」なのです。

 

思っていた程、恐れていた様にはならない

先の記事の三つのアドバイスを理解してもらい
少しずつ実践してもらうことで意識を変えていき、

”やりたい”から”やる”、
”やりたくない”から”やらない”と、
まずは自分の心に素直になってもらいます。

そこから、
自分にとって心が楽になる考え方を少しずつ探してもらい、
見つけることが出来たなら、
その意識で行動(生活)してもらうと
思っていた程、恐れていた様にはならないことを経験します。

 

すると、その体験が心に小さな自信を生み
自分に素直に生きることの大切さに気づけることができます。

その後は、ただ先のように考える習慣を徐々に作っていくことです。

過剰にプレッシャーを与えるクセを徐々に減らしてゆけば、
自分で心を癒すことになり、
身体的症状も軽減、消失することが起こってきます。

 

実際、自分に過剰なプレッシャーを与えなくなることで
職場復帰できて、結果、仕事を失うことを防げた人もいます。

プレッシャーが減れば心に余裕が出来ますから
仕事の効率が良くなり自信を回復した人もいます。

また自分が放つ雰囲気も柔らかくなるので、
職場での人間関係の悩みを解決できた人もいます。

 

もちろん、変化は職場だけではありません。

自分の周りの人に対しても
心の余裕を持って対応することが出来るようになってきますから、
相手との間の壁が自然と取れてくることも起こります。

それによりプライベート
(親子、夫婦、兄弟姉妹、嫁姑、友人知人など)の
様々な人間関係の悩みを解決できた人もいます

 

◎次の記事「マイペースを取り戻し、心を癒すの言葉 」に続きます。

 

(※これは2014年09月17日のブログ記事の転載です)

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

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