マイペースを取り戻し、心を癒すの言葉

この記事は約4分で読めます。

◎前回の記事「自分への過剰なプレッシャーを無くす」の続きです

 

病気になっている人の意識を変えるための言葉

「やりたい」から「やる」、
「やりたくない」から「やらない」という考えは、
現実生活から逃げることではありません。

 

自分勝手、我がままな生き方を奨励している訳ではありません。

様々な理由で過剰なプレッシャーを自らに掛けることで
病気になっている人の意識を変えるための言葉なのです。

 

だからと言って今までの生き方を、
1、2回の体験で変えれる程、現実は簡単ではありません。

誰もが何度も何度も無意識の内にプレッシャーを掛けてしまうものです。
自分を責めてしまうものです。

そういう人が、普段から気持ちをリラックスさせられる様に、
「やりたい」から「やる」、
「やりたくない」から「やらない」と心の中で呟いてもらい、

忘れていたマイペースを取り戻し、心を癒すの言葉として私は勧めています。

 

自分の本心を無視して行動しても納得はしない

私は無為自然という老荘思想が好きです。

何も手を加えず(無為)ということは慣れないうちは難しいです。
それでも何事も自然の流れに合わせて心地よく生きる方が良いと感じています。

「やりたい」から「やる」、「やりたくない」から「やらない」は、
自然に生きるという意味も含めて私はこの言葉を使っています。

 

現代人は、既成概念に囚われ理屈で考えることに慣れています。

それは自分の感情を無視し、誰か知らない他人が創った基準で考えるといことです。

自分らしくない考えに囚われれば、疑念と不安が心に芽生えます。

すると人はその不安を力ずくで消すために心を(気持ち)無視して
無理矢理に自分を動かそうとします。

 

でも、残念ながらその不安は消えません。
消えるどころか益々心の中で大きくなっていきます。

なぜなら、
自分の本心を無視して行動しても心の奥では決して納得はしないからです。
自分には噓をつけないということです。

そして納得しない心は、疑問を伝えるために不安と不満な気持ちを
いつまでも感じ続けます。

 

この仕組みが分らず、依然として気持ちを無視して力ずくで不安と不満を
消そうとし続けるといつしか過剰なプレッシャーになっていきます。

そして過剰なプッレシャーを自分に与えてしまった人は、
焦る気持ちも生じ、益々どうしていいか分らなくなり、
いつしか心の中で自分を信じることが出来なくなってしまします。

 

感じる力を磨くこと(感情に敏感になる)

これを防ぐには、感じる力を磨くことです。

感情に敏感になることで早く自分の本心に気づき、
過剰なプレッシャーを与えるのでなく心を大切にすることです。

 

既成概念という固定観念から離れて、自分の気持ちに素直になることです。
自然の流れに合わせて、無理なく心地よく自分らしく生きることです。

 

何事も自分の気持ちに素直に考え、
その気持ちに素直に正直に行動した方が上手くいくことになることを
気づいてもらえるように私は患者さんと会話をしています。

以上

 

「やりたいから『やる』、やりたくないから『やらない』」(8/28)から続いた話はここで終わります。

 

(※これは2014年09月17日のブログ記事の転載です)

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

タイトルとURLをコピーしました