「幸せはガンがくれた ~心が治した12人の記録~」
川竹文夫著 創元社 1,500円(税抜き)
これは1995年に発行された本です。
この本も心の力が病気(この本ではガン)を治すことを語っています。
ずーっと前から待合室に置いてある本ですが、題名が題名なのでガンに感心が無い限りなかなか読まれる方はいないです。
しかし大変いい本なので今回紹介することにしました。
現代医学では治せない末期のガン患者12人の奇跡的な治癒体験が収録されています。
そのアプローチは様々ですが、いずれも心の癒しがキーとなり、各々のガンを自然退縮させた経緯が書かれています。
著者はNHKの社員、自らも腎臓ガンになったことでガンの恐ろしさ、それと共に気付いた己の弱さにショックを受けたそうです。
しかしこのことが切っ掛けで著者はガンの恐怖を克服するために独自でガンについて調べ、12人の奇跡的治癒者を取材し、そこから得た「現代医学のガン治療の問題点」や「心と奇跡的治癒の関係」「我々一人ひとりのガンに対する認識を変えることの重要性」などが読み易く書かれています。
因みにこの内容は1993年にNHK教育テレビスペシャルで『人間はなぜ治るのか』という題名で放送されたらしいです。(残念ながら私は見ていません)
ガン患者さんは勿論のこと、ご家族の方、そしてガンを恐ろしいと捉えている多くの人に是非読んで頂ければと思います。