本当のポジティブとは

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(※これは2010年07月03日のブログからの転載です)

 

どうせ生きるなら楽しい方がいい

ポジティブであることの大切さをここでもよく書いてます。
しかし、それは必ずしもネガティブを拒否、否定することではないのです。

人間誰だってネガティブになります。
そんなの当たり前です。
24時間・365日ポジティブに生きることなんてできません。
人間なんだからネガティブになっていいんです。

 

ただ、いつまでもネガティブのままでいると折角の人生、
ちっとも楽しくありません。

この世に生まれて、今を生きているのだから
楽しく幸せを感じて生きた方がいいに決まってます。

だからポジティブになりましょう。って言っているだけです。

 

先程よりちょっとだけ辛さ、苦しさが減ればいい

でも、余りに辛いとき、苦しいときはポジティブにはなれません。
私だってそうです。

そんなときは、ネガティブのままででいいのです。
無理して変える事はありません。

 

私は自分に向かって、
「今日の俺はダメだね。仕方ない。飽きるまでネガティブでいていいよ。」
って、やさしく言います。

そうすると、ちょっとだけ心が楽になります。
先程よりちょっとだけ辛さ、苦しさが減るのがわかります。

 

本当のポジティブとは、

大切なのは自分です。

自分に見栄や嘘は付けません。

私は、「ダメなときはダメでいいんだ。」と素直に認めてそれ以上自分を苦しめません。

とに角、心が少しでも楽になるように自分に優しくするだけです。

 

私が考える本当のポジティブとは、
「ネガティブでもいいよ。」と自分に言えることだと思います。

つまりは弱い自分を素直に認めて、
善いも悪いも全ての自分をあるがまま受け入れることが、
本当のポジティブであり、本当の強さ、本当の優しさ、本当の心の大きさだ、
と私は思います。

 

ポジティブに生きることは、
何が何でもネガティブを嫌い避けることではないと思います。

むしろ自分の良い面だけ認めて悪い面やネガティブを嫌い避けることは弱さなのです。

 

誰もが既に弱い自分を受け入れて生きている!

私は、いつも自分に言います。

「ネガティブでいい、弱くていい、情けなくていい。
 そんなところも在るから人間なんだ。
 それら全部を含めて自分なんだから。
 なんやかんや言いながら、ここまで生きてきただけでも
 充分に価値があって凄いことなんだよ!」

 

このことを言い換えれば、

人間は誰でも生まれてから今日まで良いところだけでなく、
弱くて嫌いな自分から一度も離ればなれになることなかった。
ちゃんと自分の全てを受け入れて生きてきたんだよ。

と言うことを自分流に語っているのです。

誰もが
「この世に生まれてからずーっと、自分の全てを受け入れて生きている!」
ということです。

自分で見ないように、心の奥底、無意識の層に押し込んで隠していても、
それでも弱い自分と一緒に生きていると言うことなのです。

つまり、
誰もが知らず知らずの内に、自分を信じ、自分の全てを赦し受け入れて生きている!
ということです。

 

このことの凄さ、素晴らしさに気づくと、もう怖くないです。

心はネガティブから解放され、とっても楽チンになります。

もう既に自分は大きく強い存在なのだから、
背伸びをして強がる必要はなくなったということなのですから。

 

ちっぽけな人間なんて一人もいない

幸せに生きるとは、

自分に素直に正直に、
自分の心がいつも喜びと穏やかさ、
情熱が感じられるように生きれること。
そして、自由に自信を持って生きること。

こんな風に生きれたら、本当に素晴らしいです。

 

でも、そんな素晴らしい人生に、
その真逆のネガティブで弱い面の自分も仲間に入れてあげないとね。

弱い自分を切り捨てようとしても、そんなことは絶対にできません。

仮に、切り捨てることが出来たとしても切り捨てた分だけ自分が小さくなるだけです。
器の小さい益々ちっぽけな自分になるだけです。

でも安心してください。
自分の悪い面を絶対に切り捨ることはできませんから、ちっぽけにはなれないのです。

人間はどんなに頑張っても、ちっぽけになれないのです。
言い換えれば、ちっぽけな人間なんて一人もいない、ということです。

 

自分を卑下することなんて全然ありません。
誰もが遠慮なく良い面も悪い面も、ありとあらゆる面の自分を受け入れていいのです。

そして先ほども書いた様に、誰もが、もう既に自分の全てを受け入れている!のです。

これこそが、
人間の本質(本当の優しさ、本当の強さ、本当の心の大きさ)に気づいたことなのです。

 

自分に優しくすることは 、自分を赦すこと

優しくすることは、他人にする訳ではありません。
自分自身にするだけです。

自分に厳しく責めるのでなく自分を赦すことです。

もう既に自分の全てを受け入れていることに気づいたのなら、
全然難しくありません。

誰にでも出来ることです。

 

ただ、自分に対して「ネガティブでもいいよ。」と言うだけです。

苦しんでいる自分の心を優しく赦すだけですから。

 

知らぬ間に他人への優しさになっている

上記に書いてある通り、
誰もが弱い自分を既に受け入れて生きていることに気づいたとき、
自分が大きく成長ていると感じ自然と自分を赦すことが出来ると思います。

 

この気づきが自分への優しさになり自分の心に余裕を生じさせます。

そして知らぬ間に他人への優しさになっていることに気付けるはずです。

そのときに今まで気付かなかった他人からの優しさにも改めて気付くことができ、
あらゆるものに
対する感謝の気持ちが自然と湧いてきて、
「本当の幸せとは何だったのか!」に気付ける
と思います。

 

「ネガティブでもいいよ。あるがままでいいよ。」
と堂々と自分に、そして他人にも言えたとき、
人間は、本当の自分の心の器の大きさ、自分の素晴らしさに幸せを感じると思います。

そして自分の強さを知ってからは、
今まであった人生の様々な問題を自分の中の本当の力で一つ一つ解決してゆくようになります。

 

まとめ

随分長くなりましたが、
本当のポジティブとは、ネガティブの反対、対極という意味ではなく、
相反するネガティブをも全て包み込む限りない大きさ、強さ、優しさが存在することである、
と私は思っています。

 

 

 

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