◆身体は病気になることであなたに伝えている
心身一如、心と身体はお互いに映し鏡の関係でもあります。
身体に現れた病気は、苦悩している心を投影しているだけなのです。
このことは、
「もう今までのような生き方は止めた方がいい。自分を信じ、あるがままの自分を受け入れ、自分らしく幸せに生きようよ。」
と病気を通じてあなたの身体があなたに向かってメッセージを伝えているのです。
身体は言葉を話せません。
身体は病気になることでしか間違った生き方を自分自身に注意し教えることが出来ないのです。
それ故にメッセージである病気と闘う必要はありません。
病気を「治そう、治そう!」と頑張る必要もありません。
◆なぜ闘うことや頑張ること必要がないのか?
それは、
メッセージである病気と闘えば闘うほど、心の平和はなくなり、益々心は疲れ傷付いてしまうからです。
そうなれば、その疲れ傷付いた心には余裕がなくなり、代わりに焦りと不安が増大し身体を巡る気は益々乱れてしまいます。
すると症状は益々悪化し、その結果、身体は自分に対してメッセージを尚一層強く訴えることになってしまいます。
多くの患者様が「治そう、治そう!」と一生懸命に病気と闘っています。
特に現代医学では中々治らない病気に罹っている人ならば尚更だと思います。
もし病気と闘って治るものであるならば、もう既にその人達は治っていいと思います。
皆さんがそれだけの努力を今まで充分にしてきているからです。
でも悲しいことに結果はその逆になっています。
現に当院に来られる患者様の中に病歴をお聞きすると、
一つの病気が何とか治っても直ぐに別の病気を発症しているか、または、同じ病気でも今まで効いていた治療法や薬が徐々に効かなくなってきて大変困っているといったことが多々あり、病苦の人生という負のループから脱出できなくなっている人が多いのです。
◆苦しんでいるのは体ではなく心である
人は、病気になった自分の身体が痛み苦しんでいると思い込んでます。
そして自分の弱い身体を嫌い、中々治らない自分の運命を憎んでいます。
でも、そのことで一番傷つき苦しんでいるのは自分の心であることを忘れています。
もう一度言います。
身体を治療のためだからといって病気と闘うことを選んだとき、そこには傷つき苦しんでいる心へ優しさや愛情が注がれることはありません。
むしろ心へは「身体の為にもっと強くなれ!」と厳しさと犠牲が強要されるだけなのです。
この苦しんでいる心では気(生命エネルギー)が高まることは起こりません。
ゆえに自然治癒力が充分に発揮されることは残念ながらありません。
ここまでに書いてあることを読んだ上で、ご自身の現状を今一度、冷静になって振り返ってみてください。
必ずしも病気と闘うことが治ることに繋がるとは言えない、と感じていただけるのではないかと思います。
この様に私は考えるが故に、病気という現象を使って身体が伝えてくるメッセージに対して闘う必要はないと考えるのです。
【注意】
ここに書いたことは「治療を受けるときの心構えのこと」であり、
「闘わないから何も治療を受ける必要はない」と言っている訳ではありません。
何卒この点を誤解ないようにしてください。
<お願い>
このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。