逆子治療は早めが理想です
ご自分でお灸や体操をして上手くいかず、どうしても治したい方は早めの治療をお勧めします。
それは赤ちゃんが育つにつれて子宮内が狭くなるので元に戻るのが難しくなるからです。
治療期間は2週間で計5~6回(一日おきのペース)で受けるつもりで来てください。(※1)
(ご希望があれば2週間を越えても治療はいたします。)
治療を受けない日は、私が印を付けたツボにご自宅でお灸をしてもらいその分を補います。(※2)
尚、個人差はありますが30週位までなら早い方だと1~3回の治療で動いてくれる場合もありますが、31週を越えてくると治療回数が増えていく傾向になります。
※1:以前は、毎日続けて治療を受てもらうようにしてましたが、お母さんの心の整理に時間も要するので、今では2週間の期間で治療をします。
実は、この様にしてからの方が、以前より治る確率は良くなりました。
もちろん期間の途中で正常に戻れば、そこで治療は終了します。
※2:残念ながら治療を5~6回受けてもその期間中に治らず治療を終える場合もあります。
しかし、その後もご自宅で継続してお灸をすることで治るケースもあります(後日、「治りました」とお電話でご報告してくれます。)ので、帝王切開の日までお灸を続けることをお勧めします。
週数はあまり気にしなくてもいいのでは!?と今は思ってます
上記の様に
「赤ちゃんが育つにつれて子宮内が狭くなるので元に戻るのが難しくなるから早めが理想」
と以前までは思っていましたが、現在(2018.01.15)、私はあまり週数を気にしなくてもいいのでは!?と思っています。
なぜなら「体験談19」にもあるように、お母さんの心の癒しを主にして治療するようにしてから、35週を越えても治る人が増えたからです。
なぜ週数が多い人は治りにくいのか?
では、なぜ週数が多い人は治りにくいのか?と言うと、
一般的に週数が少ない人に比べどうしても不安と焦りの気持ちが強くなり易くなるので、そのことが一番の原因であると思っています。
現に当院に来る週数の多いお母さんが
「〇月〇日までに治らないと帝王切開ですからね。」と言われて、プレッシャーが掛かり心が疲れ過ぎている状態になっていますからね。
しかし、「大丈夫ですよ」とお伝えして、私の考え方を説明しお母さんの心が落ち着くと不思議と上手くいく確率が高くなりました。
赤ちゃんって生まれるとき、狭い産道を頭を変形させながら体を捻り回旋しながら通るらしいです。
週数が多いとはいえまだ身体が完成していない時期、生まれるときと比べれば小さいです。
いくら狭くても子宮の中でなんとかして正常に戻ることができるのでは?と推測できます。
(子宮自体も筋肉でできてるので、赤ちゃんに合わせて変形することもできるはずです。)
だから、私は、子宮内の狭さは余り関係ないのではないか!?と思います。
とは言っても、必ず治ることを保障している訳ではありません。
残念ながら治らなかった人もおみえになりますので、その点は誤解のならないようお願いいたします。