◎前の記事「やりたいから「やる」、やりたくないから「やらない」」の続きです。
一つ目:心の準備を調える
実生活では、「やりたいことだけやって、やりたくないことはやらない!」なんて言っていたら問題ばかりが起こります。
仕事もプライベートもやらなければならないことは沢山あります。
やりたいことは、「やる」、やりたくないことは、「やらない」は、所詮、ただの理想論になってしまいます。
でも、理想論だけで終わらせないため、また、毎日を少しでも気持ちよく生きるために、私は三つの簡単なことを行っています。
その内の一つは、前の記事にも書いた「心の準備が調ってから何事も行動する」ということです。
嫌な気持ちのまま行動しても上手くいくことは難しいです。
折角、何かをやるのであれば、少しでも良い結果になった方がいいです。
それなら良い結果が出るように「やる」しかありません。
そのコツが「心を調えてから始めること」なのです。
自分の気持ちに敏感になって嫌な気分なとき、あえて「やらない」という明確な意思を持つことはとっても大切なことです。
やりたくないときは、無理をしてやってはいけないのです。
それは苦労ばかりで上手くいくことはないからです。
それよりも、その時点で選べる中で少しでも気分の良いことをやって、心を調えてから「今からならやってもいいか!」という気持ちが起こったらそこから再開するのです。
するとダラダラと嫌々やっていたときと比べきっと効率良く物事が進むはずです。
疲れも少なくなるはずです。
仮に当初の予想よりも上手く進めば、途中から良い気分になることもあるでしょう。
そんなときは達成感も大きいと思います。
きっと新たな自信も得られると思います。
気分転換をする
ほんのちょっとでいいから、気分転換をして心を調えてから始めることなのです。
例えば、好きな音楽を聴いてから始めるとか、一口お茶を飲んで深呼吸するとか、好きな人のことを心の中で想像してみるとか、趣味のことを考えてみるとか、
兎に角何でもいいから、そのときに出来る自分にとって気分の良いことに意識を向けるだけなのです。
人は心に喜びを感じたら、「やるべきことがあれば、それををやろう!」という前向きな気持ちが湧いてくるものです。
「今ならやってもいいな!やった方がいいな!」となったら始めることです。
そして、途中で飽きたら潔く止めることです。
そして、またリフレッシュしたら再開すればいいのです。
勝手に良い解釈して自分で気分を上げる
これは逃げた訳ではありません。
生真面目でせっかちな人は、
「グズグズしないでサッサとやれ!」
「途中で他ごとするな。投げ出すんじゃない!」
などと思うかもしれませんが、そうではなくて心の準備をしているだけなのです。
ちょっぴり休んで心を調えている間、自分の知らないところでも人生は進んでいます。
世界中の人が何かを行動して世界中が動いているのです。
1分間でも地球全体では大きな大きな変化が起こっているのです。
この1分間を心を調える時間使うと「実は自分にとって上手くいくように地球全体が動いているんだ」と考えることも出来ます。
未来は誰にも分りません。
この1分間で悪くなっているとも言い切れません。
だったら私は
「良い方向に進んだ!」と勝手に良い解釈をして自分で気分を上げます。
そう考えるが故に、心に余裕ができて、心の視野が大きくすることができるからです。
嫌な気分のため心の視野が小さいままで物事を見ているときと比べ、心に余裕があれば、大きな視野で見ることができ、結果、より最適な考えや行動を選ぶことにつながるからです。
これは、探し物をしていることに例えることができます。
焦って探しても中々見つからないとき、一旦休憩して他事をしているとき、不意に「アッ!」と思い出して見つけることが出来る現象と仕組みは同じなのです。
慌てずマイペースを保つために
自分の見えている範囲だけが人生ではありません。
様々な人が絡んで人生は出来ています。
チャンスを掴める人は、この仕組みを理解していて、常に慌てずマイペースを保てるのだと思います。
または、意図しなくても無意識の内にこの様に出来たときも上手くいくと思います。
要は、自分に素直に正直に行動する人はこれが出来るのです。
特殊なことではありません。
この仕組みさえ理解すれば誰にでもできます。
この様なことから心の準備を調えるために気分転換をすること。
そして気分転換中は、例え僅かな時間でも堂々と休むことです。
すると、物事が上手くいく可能性が大きくなる!と私は思っています。
◎次の記事「二つ目:自分の価値観、固定観念を見直す」に続きます。
(※これは2014年09月03日のブログ記事の転載です)
<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。