Q:脈診で病気(ガンなど重大な病気)の有無が分かりますか?
A:いいえ、分かりません。
私の脈診で知ることができるのは経絡の乱れ(気の流れ方)だけです。
脈診は鍼灸で調えるべき必要のある経絡の状態を知るために行っているだけで病気の有無を知る方法ではありません。
したがって患者様ご自身が自覚のない病気(ガンなど重大な病気)の有無は分かりません。
(世界は広いので、ひょっとして分かる鍼灸師がいるかもしれませんが…、私は分かりません。)
ただ、経絡の乱れ方でその経絡に関わる症状の疑いは推測します。
例えば、腎経という経絡が弱かった場合、「何か下半身の症状があるのではないか?」と推測することはします。
(腎経は主に下半身の気を司る傾向がありますから、腰や下肢の症状、泌尿器や生殖器の関係などを推測しますが、どんな病気があるのかはわかりません。)
もし不安があれば必ず医療機関でしかるべき検査を受けてください。