プラス思考とマイナス思考

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(※これは2014年03月14日のブログ記事の転載です)

 

 持っている、持っていない

「自分には、あれが無い、これが無い。」
と言って自分に無いものばかり探す人はマイナス思考

「自分には、あれがある、これがある。」
と言って自分が持っているものに気付く人はプラス思考

 

マイナスとは足らないこと、まだ持っていないこと。
プラスとは足りていること、既に持っていること。

 

欠点とは欠けているところ、
足らないところ、
自分や他人のその他何でも
欠点ばかり意識がいく人はマイナス思考。

例え僅かでも持ているものに意識がいく人はプラス思考。

 

100点満点のテストで90点取っても
「満点に10点足りない」と考える人はマイナス思考。

例え10点であっても
「0点ではない、10点は取れた」と考える人はプラス思考。

 

成長したことを素直に喜べばいい

人間は誰もがオギャと泣いて生まれてくるが、
赤ん坊の時は何も持っていないし何も自分独りではできない。

泣くことと笑うこと、ウンチやオシッコをすることだけで
他はほとんど自分ではできない。

でもそんな赤ん坊も徐々に成長して喋れる様になり
歩けるようになり、走ったり自転車に乗ったり、
字を覚え本を読んだり、と少しずつ成長してゆくのである。

 

90点を取ったことも素晴らしいが、何も出来なかった赤ん坊が
テストで10点も取れるまで成長したことを素直に喜べばいいのである。

他人と比べて自分を責め悲観することなんて全くない。

 

人間はただ一日をなんとなく生きただけでも必ず成長している。

今日もいつもと同じ一日を生きた、
というだけで何かしらの経験をしている。

その何気ない経験そのものが成長なんである。
僅かすぎて変化に気付けなくてもやっぱり成長している。

 

10点取ったことを心から認めることが出来る人は
自らの成長に気付いている人である。
人間とは常に成長することを知っている人である。

「何も出来なかった自分がここまで成長できたんだ!
人間て、生きるって、なんて素晴らしんだ!」
という意識になっている。
人間の喜びは、自らの成長を感じているときだと私は思う。

 

 

人は天井知らずに伸び続ける

他人と比べなくていい。
成長するスピードは人それぞれ。
自分が常に、瞬間、瞬間に成長していること
に気付いていればそれでいい。

”今”10点取ったことを認め、取れなかった残りの90点を
これからの伸びシロと考えられる人は次は11点になる。

11点になればその次は12点になる。

そして13点、14点、15点・・・と少しずつでいいから成長してゆけばいい

いつかは100点になる。

 

テストで例えたがテストなんて学校の中の小さな出来事に過ぎない。

そんなもので人間のあらゆる面の成長を計れる訳が無い。

自分の人生を通してあらゆる面で成長を続ければいいのである。

101点、102点、103点・・・と天井知らずに伸び続ければいいのである。

 

 

足るを知る

だが、いつも欠点(足らないこと)ばかり見るマイナス思考の人間は、
人生を通じて100点を超えることが起こるとは考えられない。

なぜならば、
目標(満点orゴール)にどれだけ足らないかを見ているだけで、
目標に辿り着くことしか考えていないからである。

 

でもプラス思考の人間は、目標(満点orゴール)までの不足でなく、
スタートからどれだけ進んだかを見ている。

今向かっているゴールは進む方向を示しているだけで、
そのゴールすら自分が進む道の途中に過ぎないと考えるから
終わり無く進むことが出来る。

 

人生に天井なんてない!

だからマイナス思考の人間は自分が思い描く理想や目標を超えること、
人生には100点を超えることが起こる可能性があることを想像できないのである。

理想や目標を持つことは大切であるが、それに執着してはいけない。
執着すると知らず知らずに足らないことに意識が向きマイナス思考になってしまう。
それが自分を弱め自信を奪い、ついには目標にたどり着けなくしてしまうのである。

 

ならば「足るを知る」という諺どおり
今自分が持っているもの(今居る場所)を認め、常にそこから次の一歩を進めばいいのである。

それが終わり無く進むことができる力になるのである。

 

◎これは次のテーマ「限りない成長が喜び」に続く

 

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

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