人は、生まれ、生きて、そして死んでゆく。
自分は、なぜこの世に生まれたんだろう。
何を経験するために今を生きているんだろう。
そしてどんな気持ちで死んでゆくのだろう。
このことについて自分なりに答えを出すことは大切だ。
ところで、「生まれる」って何?どういうこと?
「生きる」って? 「死」って?
今を平和に生きたいのなら、これらについて考えないといけないと思う。
答えは誰も知らない。
なにが正解かも決まっていないと思う。
だから自分なりに納得のいく答えを自由に決めればいい。
私は思う。
「悩むために生まれたのではない。
苦しむために生きているのではない。
そして、死という自分にとって全てが終わる出来事が不幸な訳がない。」
と。
もし死が不幸なら・・・・、
誰もがバッドエンドを迎えることが、
オギャーと泣きながら生まれた瞬間に約束されていることになる。
バカバカしい、私はBadEndを迎えるためにこの世に生まれた訳じゃない。
今まで、あーだ、こーだと悩み、考え、もがき苦しんだのも、
死という避けられない不幸を迎えるためじゃない。
死は決して不幸ではない。「死」は「しあわせ」の「し」である。
もし、死が怖くなければ、病気は怖くない。
病気を恐れなければ必死に治そうとしなくていい。
健康になろう、健康を長く維持しようと頑張らなくていい。
死が怖くなければ、老いは怖くない。
焦る気持ちで美容やアンチエイジングに励まなくていい。
老いる肉体を笑って見ることが出来る。
死が怖くなければ、必死にお金を稼がなくていい。
せめて元気に生きている内に人生を楽しまなければ!
といって無理をして人生を贅沢に謳歌する必要がなければ、
そんなにお金が要ることはない。
安全に快適に暮らすこと、病気の予防や治療、
美容やアンチエイジングに掛かるお金もそんなに要らない。
健康や若さ、お金への執着がなくなると・・・
不思議なことに人は自ずと健康になってゆくもの、
若々しくなるもの、魅力的になるもの、何でもやれるようになるもの。
なぜなら心から不安や苦しみの種がなくなるから、
内側から気は高まり生命エネルギーが肉体に満ちるから、
すると自分でも気づいていなかった内に隠れているポテンシャルが、
発揮されるようになってくる。
でも、本当に死は不幸ではないの?・・・本当に幸せなの?・・・
・・・・このことを信じる、信じないは自由である。
生まれ、生きて、死んでゆく、
この人生の変えられない流れの意味は・・・・決まっていない。
そして、
この世に生まれてしまった以上、死という終わりは誰にも変えられない。
自分は生まれ、生きている、そしていつか死んでゆく、
・・・そんな自分っていったい何? 人間って何? 生命って何?
これは、この世に生まれたときに与えられた唯一の宿題、
誰もが生きている間に、真剣に考えた方がいいテーマだと私は思う。
時間はいくらでもある。
既成概念や常識に縛られることなく、
真っ新な気持ちで自分に素直に自由に納得するまで考えたらいい。
きっと心の癒しのカギが見つかると思う。
<お願い>
このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。