死というものを今を生きることにどう活かせるか!

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前々回、前回と死生観をテーマにしたからちょっと重い感じがしたけど、
でも死について考えることをタブーのままにしておくのはよくないと思う。

だからといって、死が幸せかどうかなんて議論する必要もない。

今こうして生きている私には、
あの世、つまり死後の世界なんて明確に知る由がない。

たとえ他人の臨死体験を聞いても、スピリチュアル系の人の話を聞いても、
宗教の教えでも、どれもみな私自身の体験ではないので信じるに値しない。

ただ、私は何の科学的根拠もなく勝手に想像することだけができるのある。

 

でも、大切なことは、
死をどう捉えたら今生きていることにどう活かせるか!(影響させるか)
である。

死後の世界の有無は明確に分からなくても、
「今、生きている」ということだけはハッキリといえる。

この「今」をいかに気分よく生きるか!が何よりも大切なだけである。

確認のしようのない不明確なことを他人と議論しても仕方ないだけである。

 

私が認識している一般的な価値観(死を不幸、忌み嫌うものと捉えること)で、
今生きている自分たちにどんな良いことがあるのか?

・・・・私的には、な~んも好いことなんて無い。

生きている意味がバカバカしく虚しくなるだけである。

 

私は、「魂は存在し、肉体の死の後も何らかの状態で自分は存在し続ける」
と勝手に思っている。

具体的にはどんなのか?はさっぱり分からないけど、
でも、いつか死を迎えたらそのときハッキリと私は体験できるから、
今は恐れというより楽しみに近い感覚である。

 

もし、死後が何にも無かったら・・・・、別にいいじゃん。

だって永遠に「無」なら悩むことも後悔することも何も無いんだから、
何も困ることはない。

 

問題はあったときの方だよ。

天国か極楽か、それとも地獄か、いきなり来世の人生か、
輪廻転生で人間じゃなく動物か、鳥か、魚か、虫?それとも植物か?

どれであっても続きがあることを死んでから知ったなら、
死を無闇に怖がって生きている今の人生を後悔することになるよ。

あー、人生に続きがあるんだったら、
馬鹿みたいに執着して生きるんじゃなかった、
悩むんじゃなかった、もっと自分らしく気持ちよく生きればよかった!
今の人生、今の体で経験できることを楽しめばよかった!

って私ならすごく残念がると思う。

 

ところで、
何が天国で何が地獄かは何を基準にして判断すればいいんだろう?

そんなの当然分かんない。

死んであの世に行って、
そこに立札があって「ここは天国です」って書いてあるのか?

例え書いてあっても、それを信じるのかどうかは私しだい。

そこの住人(天使かもしれない)に
「ここは天国ですよ」と紹介されても、
そこが私にとって心地好いかどうかは自分の捉え方しだい。

「なんか、パッとしないな、好みじゃないな」って思ったら、
そこは私にとって天国じゃないことになってしまう。こりゃ困った。

そもそも、「あんたは天使なの?」って思うかもしれない。
だって今まで会ったことが無いんだからね。

分かり易く、あの、よくあるキュピー人形のような姿をしていれば
ひょっとしたら信じるかもしれない。

できれば、かわいい娘が迎えに来てくれた方がいいな、と思うけどね。

 

逆に地獄であっても同じ。
自分がどう捉えるかでどうとでもなる。

地獄の鬼らしき者がいても、
(鬼かどうかだって分からない、だって会ったことないし、
ただの強面の人っていうだけで中身は好い人かもしれないからね。
見た目で判断しちゃいけないからね。)

「いあ~、思ってたより悪くないね」って思えたら、
そこはもう私にとって鬼でも地獄でもないね。

 

要は、自分がどう捉えるかだけ。

現世だろうと来世だろうと何処だろうと自分の価値観でどうとでもなる、
ということ。

この世も否定的な価値観に囚われ続ければ
周りは敵ばかりに見えて、まるで地獄にいるように感じたからね。

昔、自分がうつ状態のときそう思ったよ。

 

死は幸せか?不幸か?
こんなことは他人と議論する必要はない。
(もちろん死はタブーで不幸、忌み嫌うものとして捉えたい人は、
それでいい。心は自由、正解の価値観なんて無いんだから。)

ただ、
私個人として死をどう捉えたら今生きている自分が気分よくいられるか!
が大切なだけの話である。

死をタブーにすることはない。難しく捉えることはない。
折角こうして生まれて生きているんだから、
誰に遠慮することもなく自分に素直に自由に考えたらいいと私は思う。

 
 

 

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このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。

 

 

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