「人間は、何故生まれ、生きて、そして死んでゆくのだろう? 人間って何なんだろう?」
このことを考えた方がいい、と私は患者さんによく言います。
個人的な見解ですが、多くの方は日常に追われてこのことを考えたこと余りないと思います。
人によっては思春期に考えることはあっても、その後、社会に出てからはお金を稼がなければ生きていけないということから、こういったことに感心がもてなくなっているのではないか?と思います。
今、改めて「人間」を「私や俺、自分」に替えて考えてみると、今自分が悩んでいることがそんなに重要なことなのか?と思え、狭い心の視野で物事を捉え生きていることに気づくと思います。
この問いに万人が納得する正解は無いと思います。
だからこそ自分で考えて自分が納得する答えを見つけることが大切だと思います。
もし全く分からなければ、ヒントを得るために他人に聞いてもいいし、本を読んでもいい、何かの宗教に求めてもいいです。
(但し、私個人は宗教に求める気は全くありません。)
それらの沢山の意見の中から自分が心から納得する答えを探してもいいと思います。
しかし、大切なのは自分で答えを出すこと、他人の意見を鵜呑みにするのでなく人生を掛けて自分で哲学することです。
もし自分なりの答えが見つかったのなら、自分以外の誰かが作り出した価値観を無自覚に信じ込んで生きてきたことや他人からの評価で生きることの無意味さが分かり、自分の信念の下、自分の人生の責任は100%自分にあることが自覚できると思います。
「私の人生の責任は全て私にある。」
そう心から思えたのなら、人は、他人や環境、社会など周りのせいにすることなく力強く自分の人生を歩めると思います。
病気で苦しんでいるとき、人生の壁にぶち当たっているとき、不安なときほど、このことが自分を強く支えてくれるはずです。
<お願い>
このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。