【本の紹介】 「奇跡的治癒とはなにか」

投稿者: | 2018-06-28

『奇跡的治癒とはなにか』
バーニー・シーゲル著 石井清子訳
日本教文社 2,000円(税抜)

 

 

 

 

 

 

 

今回は本の紹介です。
先日、本屋でなにげに目についたので買ったものです。

今から約30年前に書かれた本ですが、私が普段、治療中に話していることが、これでもか!これでもか!というくらい上手く書かれています。

 

著者はアメリカ人の外科医です。

彼の臨床経験を下に、患者の心と病気(主にガン)との関係、そしてガンの奇跡的治癒に至るまでのことが様々なケースで詳しく書かれています。

といっても、
この本は単に病気(ガン)との闘い方(具体的な治療法)が書いてあるのでなく、例外的患者(医学的に不治と言われても奇跡的に治る患者のこと)になるためには、患者が病気をどう捉えるか、自分の人生を見つめ直し、どう考えるかが大切である、ということを訴えています。

つまり
「自分にとって生きることとは? 死とは何?」を今一度、真剣に考えることが必要であるということです。

 

また、
患者本人だけでなくその家族や医療関係者(医師、看護師など)の病気に対する考え方も大切であり、三者が理解し協力し合うことで奇跡的治癒が起こると言っています。

これらのことはガンに限らず他の病気でも同様であるとも言っています。

今、中々治らない病気で苦しんでいる人は、少しの間、既知の現代医学の常識を横に置いて真っ新な心で素直に読んでいただければ、きっと何か得るものがあると思います。

 

この本でただ一点、私的には好きになれないところがあります。
それは、「病気と闘う」という表現です。

なぜなら、私は常々、
「病気は体からのメッセージです。
 それは本人も気付いていない心の奥の苦しみが
 体に投影されたものであり決して悪いものではない。
 だからメッセージである病気と闘うことはない」と言っています。(※)

※:
決して「治療をするな」と言っている訳ではありません。
ちゃんと適切な治療は受けてください。
しかし根本的に体を治すためには、真の原因である傷つき苦しんでいる心を優しく癒すことが一番大切です。
もし治すために気持ちの上で闘ってしまうとその意とは逆に心は癒えず苦しみは増すことになり反って良くないからです。
どんな理由にせよ闘いからは平和(癒し)は生まれません。平和(癒し)は赦し、つまり優しさ、愛からしか生まれません。
その点は誤解のないようにお願いします。

 

という訳で、
治癒には心を癒すことの方が大切であるというこの本の主旨が、この「病気と闘う」という表現で誤解されてしまう気がしたので、細かいことですが、この点だけは私個人的に同意できませんでした。

しかしそれでも著者の言いたいことの大部分が共感できる素晴らしいものでした。

私の下手な話を長々聞くよりもこの本を読んだ方が分かりやすいなと思い、是非、皆さんにも読んで頂きたく今回紹介いたしました。

尚、待合室の本棚に置いてあますのでご興味のある方は一度読んでみてください。

 

 

(※これは2016-12-15のブログ記事です)

 

<お願い>
これは「ひとりごと」として、その時の私の伝えたいことをランダムに採り上げ書いたものです。
もちろん、治療中にお話ししたことでもありますが、テーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けるようお願いいたします。