(※これは2014年06月30日のブログ記事の転載です)
◎前の記事「自分自身との和解 ①」の続きです。
もしあなたが自分自身と和解が出来ているか、又は、和解しようとする意志があれば、何か人間関係で誤解やトラブルがあっても、そんなに悪くはならず、回復も早いと思います。
なぜなら、あなたが相手を赦し批判しなければ(争わなければ)、相手はそれ以上あなたを批判し続けることは出ないです。
そしてあなたを批判すること自体が虚しく感じますから批判を止めるか、または、あなたの前から去ってゆくはずです。
もし、相手が批判を止め、あなたの前から去らなかったならば、
あなたが「自分を脅かす敵にはならない(自己防衛をする必要がない)」と理解したと思えるので、その人が、あなたの言葉に聞く耳を持つことも考えられ、そこからお互いに理解し合えるかもしれません。
しかし、去っていった場合は、
あなたの知らないところで、誰か他の人ににあなたへの文句を言っているかもしれません。
でも、そんなことは気にする必要は無いのです。
なぜなら、あなたさえ自分の真実を知って落ち着いていればいいからです。
それは、あなたのその落ち着きが周りの人に良い雰囲気を与え、例えあなたに対する悪い評判があっても、時と共にその誤解を解くことに繋がっていくからです。
なぜならそれは、文句ばかり言っている人のことを良い印象に感じることはないからです。
同じような狭い了見の人には共感してもらえるかもしれませんが、心に余裕がある人には伝わるものではないからです。
どんなことも分かる人には分かるもの、ということです。
その一方、その人は、他の人にグチを言い続けても心が晴々することは決してありません。
むしろ、惨めさと悔しさ苦しさが増すことを時と共に当人は自覚せざるを得なくなります。
そしていつか時間が経ってその人が冷静さを取り戻し、バカバカしさと自らの愚かさに気付けば、あなたの元に戻ってくることもあるでしょう。
そのときは、大きな心で相手を快く赦し受け入れ、お互い理解し合えばいいのです。
それまでは、相手を、そして自分を共に信じて、ただただ、いつまでも気長に待てばいいのです。
それが心の余裕であり、優しさ、愛情であり、きっと心が気持ちいいと思います。
いかなる理由があるにせよ相手を責めては人間関係は良くはなりません。
人間関係を良くする為には、まず自分自身との和解が大切です。
自分と和解が出来れば出来るほど、あなたの雰囲気が変わりますから、あなたの影響を受け「自分自身と和解できる人」があなたの周りに徐々に多くなり、自然と良い関係を築けると思います。
これも「類は友を呼ぶ」なのです。
◎次の記事「自分に問い、手放し、新たに見つける」に続く
<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。