※これは「④ネガティブな気持ちの自分を否定しない」の続きです
少しでも気分のいい方に切替えよう
ポジティブでいれば、自然と幸せや、いい気分を感じて生きているはずです。
もし、いい気分を感じることが出来ていないのなら、ネガティブな事に意識が向いてしまっていることです。
ネガティブなことに気付いたら、
「今から、少しでも気分のいい方に切替えよう!」と思い、楽しいこと、嬉しいことに意識を向けてください。
自分がいい気分になれることなら何でもいい
いい気分を感じれることなら、
遊び、旅行、趣味、今晩のおかず、好きな人のこと、過去の楽しかったこと、これから楽しみたいこと・・・etc、
どんなことでもいいです。
例えば、
- 散歩をしていて綺麗な花を見て喜ぶ
- ペットの猫を可愛がっているときの何ともいえないホンワカした気分を味わう
- 大好きなケーキを「美味しい!!」と舌だけでなく心から味わいながら食べていること
- 楽しかった旅行の思い出話をする
- 気の合う友人と楽しい話をするやりたい事、趣味の計画をたてる
など、心は、これらの瞬間の全てでポジティブな方に意識を向けていていい気分を味わっています。
この様なときに良い気・エネルギーは身体を滞りなく巡り、治る力が強くなり身体を癒しています。
意識を向ける出来事は、自分がいい気分になれることならどんなことでも構いません。
嫌なことは考えなくていい
誰だって嫌なことを考えて良い気持ちになることはありません。
当然のことながら嫌な気分になり、気というエネルギーを下げてしまうだけです。
これからは、嫌なことに気付いたら、そのことはこれ以上考えずにさっさと流してしまいましょう。
人の噂話、政治への不満、他人の悪口はしない方がいいと思います。
そんな話をしても爽やかな気分にはなれません。
ネガティブな話をすることで自分のエネルギーが下がることはあっても、上がることは決して起こりません。
治癒力が下がり損をするのは自分自身です。
「同病相憐れむ」をしないこと
悩みや病気の話は、できる限りしない方がいいです。
悩みや病気の話をしているときは、自分の心は嫌な気持ちを味わっているはずです。
このとき、気・エネルギーは下がっています。
確かに、
今の苦しみを誰か他の人にに聞いてもらい共感してもらえるとその時はスッキリした気持ちになります。
「苦しんでいるのは自分だけではない」と思えるとこの苦しい今を何とかガマン出来ることもあります。
でも、同じ悩みを持つもの同士が集まり、いつも愚痴を吐き出すだけの場であるのなら、そこにいても心の底から気持ちが晴れ晴れすることは起こりません。
いつまでも傷口を舐め合い続けても、そこにいる誰もが幸せな気分を味わえません。
憐れんでいる状況に留まれば、気が高まり、生命エネルギーが上がることは起こりません。
気を高めたければ、厳しい言い方かもしれませんが、これは事実です。
自分がちょっと良い方に変わると・・・
お互いが励まし合い良い気分になるように、お互いに元気を与え合うような前向きな意識の人達と集まれることが治癒には望ましいです。
自分でも気付いていない自分の良い面を教えてくれる、
自分に良い影響を与えてくれる前向き思考・意識が強い人達と付き合うことが大切です。
そんな環境であれば、気分が下がる可能性は少なくて済みます。
前向きで良い環境にいれば自ずと幸せな気分でいられます。
生命エネルギーが次第に高くなっていくことになるでしょう。
「自分達にとって気・エネルギーが良い状態であることは普通なんだ」と思える様になれることが理想です。
でも、そんな理想的な環境は、今の自分の周りの何処を探しても見つかりません、と考えないでください。
実は、あります。
いや、出来ると言った方が正しいです。
それは、自分がちょっと良い方に思考・意識を切替えると不思議に周りの状況も少しずつ良い方に変わり始めるからです。
どうしてそんなことが起こるかと言うと、気で説明すれば次のようになります。
思考・意識を少しでも良い方に切替えると反応として感情も少しプラスに変わります。
感情が変われば、気というエネルギーの性質が変わります。
気というものは、我々が普段から何気に使っている「気が合う」という言葉通り、同じ性質の気を持った人同士を引き寄せる働きがあると言えるのです。
ここで「類は友を呼ぶ」という諺をちょっと思い出してください。
人間というのは、気持ちや考え方が合う者同士が自然と集まる習性があることをことわざ通り誰もが経験的に知っていると思います。
集まる人が変われば、そこに起こる出来事も変わるはずです。
このことからも思考・意識を切替えれば状況が変わることは、何も特殊な話ではないことが分かります。
少しでも自分が前向きになれば、自分の周りに気の合うポジティブな人が集まり易くなり、先のような理想の環境が自分の周りに次第に出来てくるということです。
実は「同病相憐れむ」も同じ原理です。
病気の話ばかりしてネガティブな気分を味わい続けると、益々自分をネガティブな気持ちにする人々が集まり、ネガティブな環境が出来てしまいます。
ネガティブな環境の中では、治癒するための良い気は出てきません。
この様な理由から先程注意したのです。
もうひとつ、「気が合う」ことについて
先程から話している「気が合う」や「類は友を呼ぶ」と言うことは、思考・意識が合うということ意味しています。
ポジティブな思考・意識の人は、同じ様なポジティブな人達と集まり、同様にネガティブはネガティブ同士で集まるということです。
これは、ポジティブな人とネガティブな人は、お互いに集まることはありえないと言うことです。
例え、お互い近くにいても考えが違えば深い関係にはなれません。
ただし、ポジティブな人の影響でネガティブだった人がポジティブな思考・意識に切替われば話は別です。
お互い前向き同士なので違和感なく良い関係になっていくでしょう。
でも、いつまでもネガティブに留まれば、通常ネガティブは人は、ポジティブな人を避けて何処かへ行ってしまうことになってしまうでしょう。
ポジティブとネガティブの違いは水と油の様な関係で、そのままでは両者は決して交わらないのです。
この様に自分が前向きでいる限りネガティブな人は近寄って来ないということは、幸せを感じる意識でいる限り不幸(悩みやストレス)を感じさせる人は近くに来ないということです。
つまり、自分の心を安定させる状況が益々出来易くなるということです。
(逆も真なりで、ネガティブな気持ちだと状況は益々悪化し易くなります)
このような事から、
普段から出来る限り幸せで、いい気分でいることは、気・エネルギーが常に高くなっている理想の状態になり、自分の周りの状況も自分にとって良い方向進んで行くことにもなる、とても大切なことだとお分かり頂けたと思います。
次のテーマ「⑥自分を愛するように他人を愛する」に続く