Q:瞑眩(めんげん)反応とは、何でしょうか?
A:
瞑眩反応は、身体が治ろうと変化するときに起こる一過性の肉体的な反応で好転反応とも言い、肉体的には良いことです。
特に長い間、重い症状で苦しんでいた人や緊張し易い人で鍼灸がはじめての場合など初回の治療後に出る人が時々みえます。
症状としては、長湯をしたときのような肉体的な気だるさがほとんどです。
この場合、休息をしてもらえれば直ぐに治まりますのでご心配は要りません。
ちなみに多くの人が、治療後は気が巡ることで症状の緩和はもちろんのこと、それ以外に心身がリラックスして眠くなったり、一方では身体が軽く気分がスッキリしたりとご自身の治癒力の発揮を感じ喜ばれます。
しかし極稀ですが、一時的に症状が強くなる人、主訴とは違う症状(主訴の陰に隠れていた自覚していない2番目、3番目の症状)が表れる人などもみえますが、いずれも副作用でも、病状が悪化した訳でもありません。
治るために必要な一過性の反応ですので、ご心配は要りません。
もし瞑眩反応が現れた場合は、治まった後、身体は一層スッキリすると思います。