③合気道を続けることで心は定まりますか?

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今回はGさんからのご質問③
「③合気道を続けることで心は定まりますか?」
に答えます。

 

「たった12年間しか合気道を習っていなく、
 尚且つ現在辞めている半端者の私が
 このご質問に答えるには余りにも経験不足なので、
 残念ですが分かりません。」

が、ご質問③の答えです。

 

ただ、これではご納得しないでしょうね。

多分、Gさんはご自身の心の平和を得るために
何かしらの方法を探している最中なのでしょう。
それゆえに私にこのご質問をされたのだろう、
と勝手に解釈しました。

そうであれば、
私自身が合気道を習う中で経験できたこととして
答えなくてもいいのではないか!?と思い、
私の人生観を通じてご質問③への私見を書くことにしました。

 

心の状態が身体能力にも表れる

私は心の状態がその人の肉体に影響すると考えています。

それは健康面だけでなく、
その人の知的能力や身体的能力にも言えると思います。

もし、自分をあるがまま愛することができたなら、
その人の心は周りに振り回されなくなります。

ならば、
その人が行うことはすべて上手くいくものです。

合気道ならきっと上手くなるはずです。

心が乱れないのだから
練習すればするほど経験すればするほど、
そこから気づきを得て上達してゆくでしょう。

 

私がイメージする達人とは

私が想像する達人と呼ばれる様な人は、
長年の練習の中で心の大切さに気付いた人である
と思います。

だから、反復の身体的な練習以外に
普段の日常から心の平穏を得ることに
重きを置いて生活している人だと思います。

心に平和を得た者は、
人間の内側にある真の強さに気づいた者です。

 

その様な人の心には、戦いや争い、
相手と優劣を競うという意思は生じないと思います。

大きな心で全てを包み込む様な穏やかな雰囲気を
自分の周りに放っていると思います。

そして、それにより戦いや争いが起こる雰囲気を
未然に消してしまうと思います。

 

その人にとって戦いや争い、競う必要がなくなれば、
身に付けた技は、もはや他者を倒し傷つけるものではなく、
また他者に勝つためのものでもなくなります。

代わりに、
技は、自分の内側にある真の強さを表現するもの
になります。

その結果、
我々未熟な練習生には到底真似ができない技の切れが
達人にはあるのだと思います。

 

※志半ばの私には未体験な境地のものです。
あくまでも私がイメージする達人です。(;^_^A

 

まとめ

これらは合気道に限らず全てに言えることと思います。

武道に限らずあらゆる分野(スポーツや芸術、職業で)
その道を極めようと志す者なら
いつかは自身の心の大切さに気づき、
人間の内側にある真の力・強さを知ることになると思います。

威張らず、自慢せず、
謙虚で穏やかな雰囲気を漂わせても
その奥に決して揺るがない信念を抱いている、
そんな人がその道を極めることを志していると思います。

 

どんなことも闇雲にやっても上手くいきません。

自分を信じ心を平和にしながら行うから上手くいくのです。

つまり、
武道でも何でも、その技、技術を習い、
それを長い時間ひたすら練習すれば、
その結果、心が安定するのでないのです。

どんなことであれ、身体的(外側)な鍛錬だけに囚われず、
自分の心(内側)を見つめることの大切さに気付いた人が、
自分の心を乱すもの(邪心・自己否定)を見つけて、
それらを(正心・自己肯定)に変えることを実践した者に
心の安定が得られるのです。

そしてその結果、望む身体的な技を身に付け、
必要なときにそれを有効に発揮することができるようになるのです。

ということだと思います。

これがご質問③の答えです。

なーんて、いかにも悟っているかの如く書いていますが、
私自身が会得した境地ではないので、
ただの絵に描いた餅にすぎませんね。(笑)

Gさんが習われている道場の先生にお尋ねすることが
一番いいと思いますよ。

 

Gさんへ

三つのご質問に対して
ご期待していた通りの答えが出来たかどうか分かりませんが、
何かご不明なところがあれば遠慮なくご連絡ください。
お答えしたいと思います。

今回、Gさんのご質問に答える文章を考える中で、
自分の過去を振り返ると、患者様はもちろん人生で出会った
全ての人達のお陰で私の心が変化し成長していったことに
改めて気付くことになりました。

 

また、本を紹介できたことも良かったと思っています。

以前から、私の話では説明が足らないと感じていて、
何かフォローできるようにいつかは本を紹介したいな、
と考えていんですが・・・・、
なにせ面倒臭さがりの筆不精な自分なので、ついつい後回しにしてました。(;^_^A
そんな中、このご質問は丁度いい機会になりました。

という訳で私にとって今回はいい経験になりました。
本当にありがとうございました。

 

尚、これからもこのブログは「ひとりごと」として
何か気づきを得たら、その都度、私の忘備録として書いていこうと思っています。
なので申し訳ありませんが今後もコメント欄はありません。
何卒ご了承ください。

 

もしご質問があればお手数ですがお便りを頂けたら幸いです。
私の答えられる範囲でここに書いていきたいと思います。

「心の癒し」「心の平和」は、私自身の人生のテーマです。
終わりのないこのテーマを自分の心の奥を見つめながら
これからも自問自答していきたいと思います。
もしご興味があれば、
これからもこのブログをよろしくお願いいたします。m(_ _ )m

 

(※これは2017-05-20のブログ記事です)

 

<お願い>
これは「ひとりごと」として、その時の私の伝えたいことをランダムに採り上げ書いたものです。
もちろん、治療中にお話ししたことでもありますが、テーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けるようお願いいたします。

 

 

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