【3回目のうつ病】鍼灸とカウンセリングで克服!

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体験談18 3回目のうつ病

記入日:平成25年04月15日
お名前:KO様
性別:
年齢:47歳
お住い:岐阜市

①当院を何でお知りになりましたか? ご紹介

②お困りの症状をお書き下さい
うつ病
(初診時:抗うつ剤2錠、精神安定剤1錠、睡眠導入剤1錠を服用)
→(H25年4/15現在:抗うつ剤1錠、睡眠導入剤1錠)

③治療経過をお書き下さい

(初診日:平成24年10月20日)
平成24年9月中旬から新しい職場になり、新しい仕事を覚えたり、他人と競争する環境に変わってきた。
それとともに人と比べる事が多くなり気分的にも落ち込むようになってきた。少し不眠にもなった。

過去に2回のうつ病で計5年の療養経験がある為、うつ病の再発だと感じた。
その時、友達の紹介で受診するようになった。

受診したての頃は、鍼灸院なのにカウンセリングが1時間近くあるのに少し驚いた。
しかし、先生の助言のもと落ち込んだ気分が徐々に楽ちんになるのが体感できた。

計27回、約6ヶ月の施術で自分の気持ちの切り替えが早くできるようになってきた。
施術もひとまず4/15で終了という事になった。

④当院の治療についてのご感想をお書き下さい

鍼灸院なのに鍼灸治療時間は15分位でカウンセリングの時間が1時間以上ある事に始めは驚いた。

だが、うつ病の苦しい時期に受診するようになったので藁をもすがる思いで通院した。

通院する内に以前だとネガティブな気持ちなると何日か尾を引いていたのが、先生の助言を通して気持ちの切り替えが本当に早くできるようになってきた。
きぼう堂さんと出会いがなければ、と思うとぞっとする部分がある。

今回の治療で元気を取り戻す事ができ、先生には本当に感謝しています。
ありがとうございました。

 

院長からの補足

治療の進め方と現状

KO様は、過去2度のうつ病から社会復帰するとき、再発しないようにアドバイスを受けておられ、それらを実行してみえたのですが、残念ながら今回3度目の発症となってしまいました。

当院では、うつ病に限らず病気はその人の心の状態が身体に現れたものであり、本人への「自分らしく幸せに生きて欲しい」という身体からのメッセージであると解釈しています。

初診時、この事をKO様にお話し、一般的なカウンセリングとは異なる当院独自のカウンセリング(※)をしながら治療を進ることにご理解してもらいました。

治療のペースは、身体症状(肩や背中の張りや鉛の様な重さ)を軽減しながらでないとカウンセリングも上手くいかないので、始めは出来るだけ詰めて来てもらいました。

初診から12日目になる5回目からは気分、身体症状も比較的安定してきたので、その後は週一回のペースで通ってもらいました。

治療は最終の時間帯が多かったので時間的に余裕があり、体験談に書いてあるように鍼灸院なのにカウンセリングが1時間以上になることもありました。(笑)
(混んでいるときは出来ませんが、心が大きく関わっている人の場合は、なるべく時間を確保するようにしています。)

KO様は毎回のカウンセリング時にこの一週間にあった仕事やプライベートでの人間関係の悩みや疑問を素直にに質問され、それに対する私からのアドバイスを取り入れ意識を切替えに努めてくれました。

その甲斐あって徐々にご自分の心をコントロール出来る様になり次第に周りからの影響を受け難くなり、それに伴い徐々にお薬も減らしていけました。

最近では私のアドバイスが無くてもご自分ひとりで意識の切替えが出来る様になり、治療間隔を空けても心が安定した日々が続くようになってきましたので、まだお薬の服用は続いてますが今回で様子をみることにしました。

この調子なら残りのお薬も主治医の指示のもと近い内に完全に止める事が出来ると思います。

尚、今回はお仕事を休職することなく改善できました。

追記:
「4/22の診察で主治医の先生から『抗うつ剤を完全に止めても良い です。』と言われました。」
とKO様からに嬉しいご報告がありました。(H25.4.25)

 

(※)一般にカウンセリングは、患者さん自身から気付きを導き出すのが目的で行われます。従ってカウンセラーは患者さんのお話を聞く事が主な役目で黙っていることが多いです。

しかし当院の場合はお話しを聞くだけではありません。
患者さんからお悩み等をお聞きした後、それに対する意識・思考の切替え方のコツを説明します。

気と心と身体、心と思考と感情、気と心と人間関係、自分を苦しめる自己否定の固定観念の気付き方等を説明し、病気から脱出する仕組み、再発を防ぐ為の考え方等を理解してもらうことを目的としています。そう言う意味で一般的なカウンセリングとは異なっています。

 

KO様へ、

お忙しい中、体験談を書いて頂きましてありがとうございました。

今回は、過去の2回のときと異なりお薬でうつ病を抑えた訳ではありません。

「今度こそ治りたい!」というKO様の意志と私の治療を信頼してくださったことが、ご自分の意識を変えることに繋がりました。
そして私との会話の中で、KO様自身を長年苦しめている自己否定の固定観念に気付けた事も大きな成果でした。

その結果、ご自分で心をコントロール出来る様になり気の流れが調い、今回のうつ病を治していったのだと私は思っています。

(決して私の鍼灸やカウンセリングが治した訳ではありません。私の治療は身体に流れる気を調えるお手伝いしただけです。患者様の意識が変わらなければ、どんな病気も治癒しません。これは謙遜でなく事実であり、この様に理解することが自信になり再発を防ぐことに繋がります。)

この様にご自分の力で良くしたのですから、再発を心配する必要はありません。
これからもご自分の中にある本当の力を信じてください。

これからも色々なことが起こると思いますが、ご自分の心(考え方、感情)を一番大切に「楽」(らくちん、たのしい)をキーワードに焦らずマイペースで過ごされれば必ず乗越えることができ、意識のコントロールが益々上手になっていくと思います。

やりたいことも徐々にやれるようになって人生がもっともっと楽しくなっていきますよ。

                         院長:猿渡

 

<お願い>

あくまでも患者様個人のご感想です。同じような病気・症状でも全ての方が、この体験談の様な経過で良くなることを保障するものではありません 何故なら症状の改善や緩解には、患者様の意識・心の変化が大きく関わるからです。 その点をご理解の上、お読みください。

 

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