色々ある「楽」を表す気持ち

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(※これは2013年08月22日のブログ記事の転載です)

 

「楽」を指針に意識の切替えをしてほしい

キーワードは「楽」ですが、
私はポジティブな思考をして生じる感情の代表として「楽」を選んでいます。

常に「楽」という気持ちを大切にして
自分の心に敏感になってもらい、
この「楽」を指針に意識の切替えをしてほしいのです。

この「楽」は、一種類の感情でなく様々な言葉に表現され、
私は以下の三つに大きく分けて捉えています。

 

①:心に抵抗感がない状態での「楽」

心が穏やか、
心があたたかい、
さわやか、
平和な気持ち、
微笑む、
心の余裕、
自然な流れに乗ってる感じ、
あるがまま、
逆らわない、
闘わない、
責めない、など

これらは、いずれも心に抵抗感がない状態という意味です。
つまり「楽(らく)ちん」ということです。

決して「サボる、怠ける、手を抜く」という意味ではありません。
これではネガティブな気持ちになります。

 

②:楽しいという気持ちの「楽」

面白い、
ワクワク、
ウキウキ、
嬉しい、
笑える、
喜び、
幸福感、
心豊か、などは
楽しい」という感情を表す言葉の仲間にしています。

 

③:自由という意味での「楽」

型に嵌らない、
拘らない、
囚われない、
執着しない、など自由)という意味です。

※:古来、楽という漢字には自由という意味があったそうです。
例として、楽市楽座は「座という組合を廃し自由に商いをする」
という意味です。

上記の三つの感情のいずれも気を高めている状態です。

私はこの感覚をいつも大切にしています。

 

注意1:無理に変えないこと

逆に、
焦り、ソワソワ、ドキドキ、退屈感、
イライラ、ムシャクシャなどに気付いたら、
それを起こした意識を止め、
そうじゃない意識に選びなおします。

もちろん、
怒り、妬み、憎しみ、恨み、
悲しみ、淋しさ、冷たさなどは
言うまでもなく感じたくないので、
この様な感情が起こる意識は、
大きくなる前に出来るだけ早く止めます。

そして、もし止めれないとき、選び直せないときは、
無理に変えないことです。

そのときは、そのままにしておいてください。

 

つまり、寂しいときはそのまま寂しいままにさせること。
苦しいときは苦しいまま。
イライラなときはイライラのまま、です。

下手に抵抗すること自体が、悪化させますから、
その時こそ、上記の①の「楽」の意識で、
あるがままに、自然にしておけば、時間と共に自ずと収まってきます。

 

注意2:ワクワクと焦りの感情は結構似ている

私の経験上、
ワクワクと焦りの感情は結構似ているので、
ワクワクから途中で焦りに変化していることに
気付かないことがあると思います。

この変化に気付ず
知らぬ間にネガティブ思考に落ちていることが
私は結構ありましたので注意してください。

 

自分の心を自分流に言葉で表現する

私が感じている感情を
この様に言葉や文字で表しても、
その本質は他の人に完全に伝え切ることはできません。

それは言葉に対する定義が各人で微妙に異なるからです。

私がここで感情表現した言葉に囚われず、
まずはご自分の心を自分流に言葉で表現をしてみて下さい。

但し、人前で声に出すと周りの人が驚くので、
心の中で言葉にしてください。

 

良いも悪いも自分で表現することで
その時の自分の気持ちに気づくことが出来ます。

このことを繰り返えせば、
ご自分の心を常に見つめることができて、
感情の僅かな変化に敏感になれるようになります。

そうなれば、心の乱れが少ない内に切替えることが出来るようになれます。

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

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