自分を褒めること

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(※これは2013年10月25日のブログ記事の転載です)

 

幸せな人生を送るのに大切なことは、
褒められることではなく自分を褒めることである。

でも、自分自身を褒めた経験がない人は、
心のどこかで自分を信じることが出来ていないから、
心の奥で淋しさや虚しさを感じいていなければならない。

 

この淋しさ虚しさを無くそうとして努力しても消えることはない。
一生懸命に頑張って結果を出して周りから褒められても、
時間が経てば淋しさ虚しさは出てくる。

 

「褒められる」という他者からの評価に
自分の存在価値を求めている内は、この事は終らない。

心の安定、幸せな人生を送りたいのなら
「他者から褒められる」ではなく
「自分を褒める」をすべきであると私は思う。

 

私が考える「自分を褒める」とは、次の様なことである。

成功や失敗という結果に囚われず、
何かを体験したこと自体に価値があり、
そこから得たことがたとえ僅かであっても
自分が日々成長する糧になっていることや、

自分の未熟さや弱い面等の欠点は決して悪いものでなく、
自分の良いところを気付かせる為の存在であり、
これからの成長の伸びしろであることなどを理解してること。

これらを通じ、周りからの評価に関係なく自分という存在の
素晴らしさに気付き素直に認めること。
これが「自分を褒める」ということであると思う。

 

自分を褒めることを常に実践してゆくと、
「自分だけでなく誰もが素晴らしいんだ」と気づくことが出来るはず。

そのときはじめて本当の意味で「自分を褒める」が実践できたのだと私は思う。

 

そうなれば、心の中に他者への優越感や劣等感といった軽薄な価値観は
バカバカしく感じ存在できなくなる。

この様に自分と同様に他者を認め信じることができたなら、
心の奥の淋しさ虚しさは消え、
代わりに心の豊かさ、余裕、平和、喜びといった幸せを
感じることができると思う。

 

嫉妬や憎しみ、自慢や自己正当化、謙遜や卑下、自己嫌悪など
自分を苦しめるものから解放される。

また、「自分を褒める」は、先回書いた「感謝、信頼、赦し」
を実践することの助けになると私は思っている。

 

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

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