あなたの心を傷付けたのはあなた自身

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(※これは2014年06月24日のブログ記事の転載です)

◎前の記事「あなたの心の真実を知っているのはあなただけ②」の続きになります。

 

もし相手の言葉で心が傷付いたのなら、それは、あなたが心の中でその人の言葉に同意をしたからなのです。

あなた自身が触れたくない自分の欠点や弱みを相手に言われたからなのです。

実は、あなた自身が心の奥でその触れたくない自分の欠点を責めていたのですが、そのこと自体を見ないように無意識に蓋をして隠していただけなのです。

ところが相手の言葉で意識の表面に上って来てしまった(思い出してしまった)のです。

 

この場合、本当に傷付けたのは相手ではありません。
あなた自身です。

自分の弱さ欠点を見ないように心の奥に隠すだけでその嫌な自分を決して赦さず、無意識に責め続けているあなた自身だったのです。

 

もし、あなたが自分の未熟な点(欠点、弱さ)は成長の伸びしろと理解し全てを赦し、自分自身を信じていたのなら、誰かに何か嫌なことを言われたとしても、
「あなたにはその様に見えたのですね。 どうぞご自由に私のことを批判・非難してください。 私は気にしませんから反論もしませんし、あなたを否定もしません。 私はこれからも自分を信じ素直に正直に生きていきます。 そして私のペースで少しずつ成長していきそのことに幸せを感じますから。 どうぞあなたもご自分を大切にご自由に生きてください。」
となり、腹を立てることはなかったのです。

わざわざ相手に自分の正当性を言ったりする必要はないのです。

その人の自由にさせればいいのです。

 

でも普通はこんな風に対応は出来ないものです。
偉そうに書きましたが私も余裕を持ってスルー出来ません。
カチンとくるか、イラッとします。

ここで大切なのは、相手の言葉にいつまでも腹を立てて自分の心を不幸にし続けることは無いんだ、と気づくことです。

先のことを思い出して
「私は自分でも気付かない内に心の奥底で自分を疑ってたんだ。責めていたんだ。もう、そんなことは止めよう。自分を赦そう。」
と考えて、自分のために出来るだけ早く乱れた心を自分で癒せばいいのです。

 

自分の考えだけに固執し続けると自分を小さくしてしまいます。

前回の記事では「他人の言葉を気にするな」と書きましたが、私は他人の言葉を無視して独り善がりになることを勧めている訳ではありません。

そうではなくて、自分の心の響きに素直になり、相手からの言葉で自分がより成長する考えに新たに気付いたのなら、その考えにシフトさせてゆくことが大切であると思っています。

あとは先に書いた様に出来ることから自分を赦し素直に改めていけばいいだけです。

 

◎この続きは次の記事「類は友を呼ぶ ①」になります。

 

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

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