他人(ひと)を心配する人 ④

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◎前の記事「他人(ひと)を心配する人 ③」の続きです。

 

自問自答し少しずつ心を整理すること

自分の心を見直す方法として
以下のように自分と会話することは大切であると思います。

 

なぜ私はこの子をみて心配になるのだろう?
どんなところが心配なの?それは本当に心配なこと?

私なら大丈夫なこと?私でも無理なこと?
私に大丈夫なら、この子にもきっと大丈夫なはず!

 

もし私にも無理ならどうすれば上手くいくの?
大人になり経験が多い私ならどう考える?

気づくべきは、私の心がホッとする考え。
そう、気持ちが落ち着く考えだよ。

きっと私もこの子も心が楽になる考えがあるはず。
それをコツコツと見つければいいんだよ。

 

ところで、
子供頃の私は、どう親に言ってもらいたかった?
どんな風に接してもらいたかった?

心配されて嬉しかった?
それとも信じてもらいたかった?
どっちだっただろう。
・・・・・・。

 

悪いのは誰? ○○○?それとも△△△? 親?
いつまでも責めていたのは・・・?
赦さなかったのは・・・?

私はどうだった? 赦したの? 信じたの?
○○○を、△△△を、親を、・・・自分を。

 

自分を騙すことなんてできない。
もう自分に?はつきたくない。
人のせいにしても何も変わらなかった。

誰もが間違いをする。勘違いをする。失敗をする。
逃げたくもなる。泣きたくもなる。

それでもいいんだ。人間だから。
完成された人間なんてどこにもいない。

だったらもう自分を責めるのは止めよう、赦そう。

 

○○○も、△△△も、親も、誰も悪くないんだ。
みんなも自分と同じ、苦しんでいただけだから・・・赦そう。

赦すと胸の奥がスーと楽になっているのが感じる。
自分が大きく感じる。なんだかやさしくなれる。

今から心に素直に考えよう。
焦らずこの子と一緒に考えよう。
みんなが幸せな気持ちになれるように。
・・・・・・。 

以上

 

幼い頃の自分の心を癒すこと

上記は例えです。
自己会話をする内容はもちろん自由ですが、
こんな風に自分の心の中で自問自答をして
少しずつ心を整理することは大切だと思います。

そして自分の中の未処理の課題に気づけたら、
それを大人になった今変えることで
傷付いている幼い頃の自分の心を癒すことです。

 

それが出来たら自然と子供に向かって
愛情ある言葉を掛けることができるはずです。

親である自分の心を癒すことによってのみ、
自分の不安を子供に投影するのを防ぐことができます。

そして、心配する代わりに子供が自分の本当の強さ、
素晴らしさに気づけられる様に手助けをしていくことが
できるのです。

 

心配でなく相手に安心を与える人

このことは、親子関係だけでなく、
夫婦、恋人、友人、隣人、上司と部下、嫁姑など
どの人間関係でも言えることです。

先に書いたように
人間は自分の心にある価値観、固定観念を通じて
経験してい人生のる出来事を解釈しています。

相手との関りを通じて自分の心を見直し
自分を苦しめる価値観、不安になる固定観念に気づき
それを変えることで自分の心を癒すのです。

 

心配は誰のためにもなりません。

でも、心配するの仕組みが理解できれば、
自分を癒す切っ掛けになります。

そして心が癒されれば、
これからは心配でなく相手に安心を与える人になれます。

 

尚、価値観・固定観念の切替えは、いつも書いている信頼と赦しです。

この二つを使って自分を疑い責める考え方から
自分の全てを赦し、あるがままを受け入れ、
自分の本当の力を信頼する考え方に切替えることです。

 

◎次の記事「他人(ひと)から心配されたい人 ①」に続きます。

 

(※これは2014年11月10日のブログ記事の転載です)

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

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