ため息を吐いても幸せは逃げません

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(※これは2009年10月09日のブログからの転載です)

ため息を吐いていますか?

ため息を一つ吐くと、幸せは一つ逃げるからイケナイって言う人がいますが、
私はそうは思いません。

ため息は、肺に残っている空気(呼気)を吐くことです。
人間って、緊張すると肩に力が入ります。
肩に力が入るとは、首や肩回り、胸の筋肉に余分な力が入ってることです。

この辺りの筋肉は、
空気を吸うとき胸を大きく膨らませる為の補助筋としても使われています。
逆に吐くときは、吐き易いように緩んでいなければいけません。
でも緊張でずーっと力が入ってると、邪魔をして呼気を吐き切れなくしてしまいます。

 

すると呼吸が浅くなり正常に吸ったり吐いたり出来ていないんです。
呼吸が浅くなると身体への酸素供給量が減っちゃいます。

その量は僅かでしょうが、慢性的なストレスで緊張が続けば酸素不足です。
当然、身体に良い訳が無いです。

だから新鮮な空気を正常な量を吸うために身体が、肺に残っている呼気をため息で出させるんです。

 

ところで酸素は栄養分と一緒に血液で全身に運ばれます。

そして脳は全身の血液の約15%が流れているんです。

(ちなみに全身の筋肉には約17%、腎臓は約25%、肝臓は約26%、心臓は5%、その他12%)

酸素が少なくなってきたら身体も脳も効率よく働きません。
特に脳は低酸素の環境では、簡単な計算問題もなかなか解けないという実験結果もあります。

(通常の酸素濃度から低酸素に実験的に変えた場合です。高地の住民の脳が正常に働いていないという事じゃないですよ。)

 

脳が正常に働けなかったら良いアイデアは出ませんよ。
逆に焦りで問題や悩みを解決する冷静さを失うこともあるでしょう。

脳には自律神経の中枢もあります。
内臓などを正常にコントロールするのにも影響が出るでしょうね。

人間は酸素が無かったら生きていけません。
僅かながらでも酸素不足があれば身体に良く無いってことは想像つきますね。

 

よく緊張を和らげる為に、深呼吸をして!って言うでしょ。

ため息は、それと同じです。

身体が自動的に深呼吸をさせているんですね。
だから、ため息はしていいんです。幸せは逃げません。

 

それより、ため息が出たら、
「焦らず、ちょっと落ち着きませんか?新鮮な酸素を吸って休みませんか?」
って身体が言ってるサインですから、自分で深呼吸をして心を落ち着かせましょう。

ゆっくりと、フーーーと、吐いてください。

嫌なものが自分の中から呼気と一緒に出て行くイメージで、気持ちが楽になるように吐いてください。

そして吸気と一緒に良いエネルギーが、幸運が入ってくるイメージで自然に吸ってください。

脳に新鮮な酸素を供給すれば、脳も効率良く働き今の悩みを解決する方法に気付くことが、できるかもしれません。

 

フーーと、ため息が出たら、できるだけ気持ち良く吐いてください。

そこからきっと幸せがやって来ると思いますよ。

 

 

 

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