加害者も被害者もいない

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(※これは2014年07月04日のブログ記事の転載です)

 

◎前の記事「相手に心の自由を与える」の続きです。

 

誰もが自分の人生の全てに対して責任を負わなければならないのです。
厳しいですがこのことに例外はないのです。

生きていれば人生のあらゆる場面で様々な人間関係が生じます。

多くの人が、相手から自分の心を傷つけられている、又は、自分が相手の心を傷つけていると感じています。

でも、その全ては当人が持っている「自分を責め苦しめる価値観・固定観念」から起こっているのです。
決して相手ではないのです。

 

あなたの心を傷つけたのは、あなたの固定観念です。
相手の言葉ではありません。

相手の心を傷つけたのは、相手の固定観念です。
あなたの言葉ではありません。

各々が自分で自分の心を責め傷つけたのだから、加害者も、そして被害者もいないのです。

だったら、その傷ついた心を癒すのは自分しかいません。
バカバカしい考えから心を癒す素晴らしい考えに変え、真の強さに成長させるのも自分しかいないのです。

 

 

加害者も被害者もいない。
こんな風に考えることは、容易ではないことだと分ります。

今回、6/22の記事「あなたの心の真実・・・①」から長々と偉そうに書いていますが、私もこれらのことを常に実践できているとはいえません。

まだまだ私を責め苦しめる固定観念が大小無数に心の奥に存在し、日常の何気ないときにひょっこり表れ、私自身を悩ませ苦しめてくれます。

出来事によっては相手に腹を立て、責めてしまう気持ちにもなり、その一方で、そんな独善的になる自分を責めてしまうこともあります。
何回も同じような失敗を繰り返す自分にうんざりするときもあります。

それでも私の心を傷付けたのは私です。
そして私の心を癒すのは私しかいないのです。

 

 

苦悩は自分の未熟さから起こっています。
でも未熟さは成長の余地、伸びシロ、可能性です。
責めるべきことではありません。

それゆえに未熟な自分を赦し、日々様々なことを経験し変わっている自分を認め、例え僅かでも成長していることに気付き、自分の可能性、本当の力を信頼するのは自分しかいないのです。

自己否定でなく自己肯定をする考え方に変えることなのです。

時間が掛かるときもありますが、枠に嵌ったバカバカしい考えを一つ一つ心が楽になる考えに少しずつ変え、自分らしい人生になるように私も作り直しています。

なにも急ぐ必要はありません。
一生を掛けて自分の心を癒していけばいいのです。

出来ることからでいい、少しずつ実践すれば除々に他人の言動に振り回されることは無くなり心は平和になっていく、と私は信じています。

 

 

6/22の「あなたの心の真実・・・①」からここまで連続で書いてきましたが、このシリーズはとりあえずここで終了です。

はじめは2~3回で終わるつもりで下書きを書いていましたが、纏めるのが下手なのでついつい10回もかかってしまいました。

今、自分で読み直してみると・・・、「あなた」と書いて何だか上から目線な感じ・・・、う~ん、文章が硬く分り辛い。(>_<)
でも、いつもと同じ事をクドクド書いてあるだけだし、治療中でも話していることなので、何となく雰囲気だけでも伝わればいいかな・・・と自分に言い訳をしています。(;^_^A

まぁ、私の真実は私が知っていればいいので、別に気にすることはないんだけどね。(^ε^)♪

 

終わり

 

追記:
今回の記事「加害者も被害者もいない」のテーマだけを読むと「何を言っているんだ!」と気持ちを害する人がおみえになると思います。
特に今、何らかのトラブルの渦中で精神的にも身体的にも傷を受けているのならば、怒りを感じることは尚更でしょう。

ただ、私がココで書いていることは、自己否定の意識の為に慢性的に心を責め続けている人に対して、自己肯定できる思考に切り替えができるように少しでも手助けするためのものなのです。
内容を読んでもらえれば分かっていただけると思います。

もし、私の記事のテーマが誤解を招き心を傷めてしまったのなら、大変申し訳有りませんでした。
心よりお詫とお見舞いを申し上げます。

 

<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。

 

 

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