(※これは2013年08月30日のブログ記事の転載です)
私は老荘思想の無為自然の考えが好きです。
私の中の無為自然は、
「自然の流れに乗った生き方」と解釈してます。
自然の流れとは、理に適った流れです。
自然の摂理に合った流れのことです。
と切れることなく永遠と続く流れのことです。
人為的や作為的なことは、自然の流れの中には入っていません。
人間も自然の一部です。
自分の心に素直に正直になり、
苦しみや抵抗感がなく(楽に)生きることが、
自然の流れに乗った幸せな生き方だと思います。
一方、「努力、一生懸命、がんばる」といった考えには、
自分の心に対する素直さ正直さが感じられません。
背伸びをしてる、我慢してる、無理をしている様で、
自然な姿をどうしても私は感じられません。
ところで
「無理」という言葉は、「理が無い」と書きます。
理とは、”ことわり”のこと、自然の摂理の理です。
理が無いとは、自然の摂理に合わないということですから、
どんなことでも無理をすれば物事は上手くいく訳がありません。
理が無いこと(無理)をすれば、
そこには永遠に続く自然の流れはなく、
必ずどこかで行き詰まるということです。
何事も上手くやりたければ自然の流れを味方にすることです。
自然に逆らっても上手くいくことは決してありませんよ。
自分に素直に正直に生きる、
つまり、自然な流れに任せると、
あらゆることが順調に進み、身も心も楽です。
この様に考える私には、
「努力、一生懸命、がんばる」といった考えには
なんだか不自然さを感じ、好きになれないのです。
<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始めたものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。