自己肯定と自己否定、どちらが本当の自分? 

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自己肯定と自己否定、いつでも選び直せる

自己肯定、自己否定、どちらも自分の側面です。
だから、どちらか片方だけが自分であると思わなくていいのです。

 

よく「私はネガティブな性格なんです。」と言う人がいますが、
それは違うということになります。

それは、ただネガティブに感じる考え方、価値観を多く選んで
物事を判断し行動して今まで生きてきたというだけであり、
その人の中にポジティブな側面が存在していないということではないのです。

 

自己肯定、自己否定、ポジティブ、ネガティブ、
それらは誰の中にも存在する価値観であり、
ただ、先にも書いたように、「どちらを主に選んで生きてきたか!」
という至ってシンプルなことが原因になっているだけなのです。

このことに気づけば、いつでも選び直すことはできるのです。

 

ただ、気づいていない内は、
今まで選択した側面(ネガティブ)だけが存在している
思い込んでいるので
反対面(ポジティブ)を選択し直す
ということが思い浮かばず、

今まで通りネガティブな価値観で
物事を判断し行動して生き続けることになるだけです。

 

ここまでを読んで、
「私はネガティブな性格なんです。」と思っていることが、
バカバカしいなぁとは思いませんか?

性格なんて決まっていないのです。
性格は単なる価値観の選択に過ぎないということです。
その気になれば、いつからでも変えることができるものなのです。

 

実はここからが大切なことです

「自己否定は存在しない、自己肯定だけが存在する」と言うことです。
究極のところ、これが真実です。

 

先程は「両方が存在する」と言っていましたが、それは間違いです。

我々の中にあるのは、自己肯定、ポジティブな面しかありません。

 

この世は相対の世界、光があれば影はあります。
しかし影の面は概念だけであり存在はしないのです。
実存するのは光の面だけです。

 

ここで、
「誰もが自分の人生の全てを自分自身で100%受け入れて生きていること」
を思い出して欲しいです。
これは私の過去のブログ記事に何度も書いた内容のはずです。

 

もう一度書けば、
「どんなに嬉しいことも、幸せだと思ったことも、
 そしてその反対で、
辛いことも、苦しいことも、

 隠したいことも、逃げたいことも、忘れたいことも・・・、
 それら全てが自分の人生の一部であり、
 それらを代わりに受け入れて生きてくれる人はいないということ」
です。

 

「今、自分は逃げている最中だ、嫌なことを隠して生きているんだ」
と思っていても、それは物理的には可能になっていても、
内面、つまり心理的には全く不可能なことなのです。

それは、どんなに逃げても自分の人生の責任は、
全部自分が取っている(心の苦しさからは逃げられない)ということです。

誰もが人生の全てを心で背負って生きているのです。
一度も降ろすことなく背負って生きているのです。

老いも若きも男も女も関係なく、
この世に生まれたからには誰もがそうなのです。

 

誰もが強い存在

この全部自分が受け入れて生きているということ、
そしてこのことは未来永劫に渡り変わらない事実であることに
気づいてほしいのです。

ということは、
誰もが自分自身をあるがままに受け入れて生きている
真の強さを
本質的に持っているということなのです。

その強さは、心の器の限りない大きさであり、限りない優しさであり
真実の愛であるということなのです。

 

私から言わせれば、
誰もが強い存在なのです。
その強さには優劣はなく誰もが等しく強いのです。
過去も未来もこのことは変わらない真実なのです。

だから強くなるために頑張ることは全く要らないのです。
ただ、素直に正直に生きればいいのです。

このことが理解できれば、
あるがままの自分を愛することができるはずです。

 

因みに愛するとは、
自分を信じ、赦し、受け入れる、そして感謝(喜ぶ、幸せでいる)です。

 

ネガティブな性格はない

これらの真実に気づかない内は、
自動的に自分を責めて生きることになります。

自己否定が自分の本性であるかのように錯覚し続け、
そのため
冒頭にも書いたように「私はネガティブな性格だ」
と思い続けます。

そして自分を責めるだけに飽き足らず、
他人を責め、嫉妬し、恨み、憎みます。

その反面、自分を慰めるため、時に優越感を味わうために
劣っている者や不幸な者を探し心配します。

但し、
これら全て、人生に対する間違った認識が原因で起こっていることなのです。
決してネガティブな性格が起こしている訳ではないのです。

自分に対して自己肯定が出来ることを知らなかっただけで、
気づけば誰もがいつからでも自分を肯定し愛していいのです。

 

私から言わせれば、ネガティブな性格なんてないのです。
人間の本質は、誰もが強くポジティブなのです。

 

 

大切なのでもう一度書きます。

自分の長所、自慢できるところを受け入れることは簡単なことです。
ましてや他人が羨むようなところが多ければ多いほど
人生は楽しく幸せに感じやすいものです。

でも、自分の欠点、短所、忌み嫌うところを受け止め、
それを全く責めずにあるがままを受け入れることの方が、
真に心の器は大きく、真に優しく、真に強いということなのです。

誰もが今も既に持っているこの強さ、この素晴らしさに気づいてほしいです。

 

自分自身で考えてみることです

私が上記に書いた私見は、間違っていることでしょうか?
見当はずれな妄想でしょうか?

「どうしても納得できない、都合のいい偽善だ!」
と思われるなら、私はその意見に反対はしません。

価値観は千差万別、自由ですからそれでいいと思います。

ただ、私はこの様に考えることができたので
あるがままの自分を受け入れることができました。

そして自分自身と和解して仲直りが出来きたので
自分を信じることができました。

 

これを読まれた方は、
ご自身でよく考えてご自身が納得できる答えを
見つけられることをお勧めします。

 

以上 2018.07.19 今日のひとりごとです。

 

<お願い>
このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。

 

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