価値観は人それぞれ ②

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※これは「価値観は人それぞれ ①」の続きです

 

自分の価値観への執着を外す

もし相手を少しでも知りたければ、
自分の価値観に執着することを止め、

「出来るだけ価値判断をせず、あるがままを見よう」
と受け入れる姿勢で物事を見ることである。

 

完全に自分の価値観を外すことは出来ないが、
執着が少なくなるにつれ近づくことは出来る。

価値観というサングラスの色が相手と似てくれば
相手が見ている景色が見えてくるかも?しれない。

そうなれば少しは相手のことを理解し易くなれると思う。

 

でも忘れてはいけない。
完全に相手と同じ価値観にはなれないことを。

そのことをつい忘れると知らぬ間に
自分の価値観で独善的に見てることに気づかなくなる。

このことに気づかないと
相手の気持ちを自分が勝手に作り上げしまい
それが真実であると勘違いしてしまう。

そうなったら理解するどころか、
反ってトラブルが大きくなるってしまう。

 

聖人や覚者、仙人でもない限り
執着を完全に外し心をニュートラルには出来ない。

我々凡人は僅かでも残る自分の価値観を通じて
相手のことを見ていることを常に認識していることである。

この点は注意しなければいけない。

 

大切なことは、
相手の全てを理解することなんて出来ないんだと謙虚に認め、
自分が感じていることは、あくまでも自分の価値観に過ぎないんだ、
と知ることである。

 

絶対的な正誤なんて、この世にはない

各々の人の見える景色は、
各々の人にとっては正しく真実であるが、
万人が共通し認める絶対的な正しさ真実ではないのである。

自分が感じていることは、
あくまでも自分の持っている価値観・固定観念なのである。

相手が間違っていて自分だけが正しい訳ではない。

もちろん逆も真なりで、
相手が正しくて自分が間違っている訳でもない。

 

そもそも、この世は相対の世界。

そこに人間として生きている以上、
絶対的な正誤を、この世に求めることは出来ない。

もし求めてしまうと、そこには独善が生まれ、
自分が同意できない他者を排除しようとする考えが芽生え、
更なる危険が生じると思う。

 

だがしかし、この世は相対の世界だからこそ
価値観の違いは正当化され、人それぞれの個性の現れが起こる。

それ故に人は生まれつき自由であり、
個々に尊厳があり、自分という存在を愛することが
できるのである。

自分を愛するが故に自分と同じ様に
価値観の違う相手に対しても認め、受け入れることが出来る。

そして、
より一層の愛と平和を感じ幸せに生きられるのだと私は思う。

 

自分を愛することと相手を愛することは…

もし価値観の違いを認めず、
相手をあるがまま受け入れなかったならば、
心の中にでは相手を否定し平和でない気持ちが生まれる。

この不幸の原因は相手ではなく、独善的な自分自身なのである。

 

人間は、本当に自分を愛したときのみ
相手を愛することができ、
そして相手を本当に愛したときのみ
自分を愛していることに気づけるのである。

つまり、
自分を愛することと相手を愛することは、
常に同時に起こっているのである。

この様に
「人間は例え価値観は違えど、その本質は同じであり、
 自分と相手は繋がっているのである。」
と認識できたとき人は初めて心に愛と平和を感じることが出来るのである。

 

このブログに書いてある文章も同じ

このブログに書いてある様々な文章も同じである。

あくまでも私個人の価値観から生じた意見を
自分に素直に書いているだけであり、
決して正しいことを述べている訳ではない。

だから私の意見が理解されてもされなくても
私はどちらでもいいのである。

どの様に感じるかは読んだ人の自由なのだから。

 

そして今、この文章を読んで感じたことが、
読んだあなたが持っている価値観・固定観念である。

「ふむふむ」と思えたら
その気持ちの分だけ私と価値観が似ており、
一方、「う~ん」と思えたら
不快を感じる分だけ私との違いが大きいと言うこと。

もちろん、このことにも正誤はなく、
「今のこの気持ちが、
 この文章を読んで気づいた自分の価値観を感じたんだ」
と認識してもらえたら私は嬉しい。

但し、
私の文章力の低さで内容が分かり辛かったならば、
全くの論外であるゆえに、何卒大きな心でお許し願いたい。

 

終わり

 

 

 

(※これは2015-08-30のブログ記事です)

 

<お願い>
これは「ひとりごと」として、その時の私の伝えたいことをランダムに採り上げ書いたものです。
もちろん、治療中にお話ししたことでもありますが、テーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けるようお願いいたします。

 

 

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