「愛」や「愛する」という言葉の間違ったイメージを外すこと

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「愛する」という言葉に抵抗がある

「愛する」と言う言葉に抵抗を感じる人がいると思います。

それは「愛する」という言葉から男女の恋愛を連想するためだと思います。
そのため何だかチャラチャラしたものを感じ気恥ずかしさを覚えるからです。

 

でも私が言っているのはそんなレベルのものではありません。

このブログを読んでいる方ならこの様な勘違いは無いと思いますが、はじめて読んだ方とか、はじめて私と話した方はそんな誤解をされる人が少なからずいて、すんなり内容が理解できないでいるようです。

 

私はがいう「愛する」は、「自分をあるがまま受け入れて、本当の力、強さを信じ切ること」です。
そして他人に対しても同様に「相手をあるがまま受け入れて、その人の本当の力、強さを信じ切ること」です。

このことを認めたときに自分を愛したことになるのです。

 

間違った男女の恋愛観、それは愛欲

男女の恋愛でいう「愛する」は、その殆どが「愛する」ではなく愛欲であると私には思えます。
(もちろん、そうじゃない関係もあると思います。)

 

恋愛をテーマにした映画やドラマ、小説、漫画、歌の歌詞にしても愛欲を表すものばかりが目につきます。
決して自分の強さ、相手の強さを称えるものは殆どありません。

どれも、自分を愛していないから自分を信じ切れずに心に不安を抱え、その不安や不足感を埋めるために相手からの愛が欲しいということで物語が書かれています。

 

これらの物語の中ではどんなに努力をしても、相手からの行為や気持ちで愛を表現されても、一時的に自分の心にある穴が埋まったかに思えてもそれは幻想であって、自分を愛さないことで作り出した空虚感、渇望感、欠如感は満たされることはありません。

そして自らや相手に何らかの犠牲(ときには命を捨てること)を求め、それこそが美しく無上の愛であるかのように語られ、それによりその心の穴を埋めようとしますが、それでも心が満たされることはありません。

むしろ罪悪感が生まれ終わりのない渇きや虚しさを覚えるだけです。

だから「愛が憎しみに変わる」「犠牲こそ愛」「愛は苦しいもの」「真実の愛なんてない」なんて言葉で表現されることが多いのです。

 

それらは全部間違った愛です。
自己否定の価値観に囚われ自分は弱い者と勘違いしたことから生じた愛欲です。
弱さからしか物事が見られない者達の心の苦悩です。

 

悲しかな、今の時代(昔も同じと思いますが)、この間違った愛という価値観の情報が蔓延しているため「愛する」という言葉の意味が間違って理解され、そのため誤解が多方面に渡って浸透しているのです。

だから「自分を愛する、他人を愛する」というと抵抗を感じるのだと思います。

 

愛は弱さでなく強さ、誰の中にもあるもの

また一方、人によっては「自分を愛する」を自意識過剰や自己中心的、身勝手、エゴイスト、ナルシストなどと混同してしまう人までいます。

自分を愛する人は、他人も愛することができる」と私は言います。
そして姿や形に囚われることなく中身(本質)を見て、自分と同じく相手も強く素晴らしいと捉えることが出来る人のことです。

この様に思える人が、エゴイスト、ナルシストなのでしょうか?
そんな訳はありません。

 

 

本当に意味での「愛」には、真の「強さ、寛大、温かさ、優しさ、光明、平和、信頼」などポジティブな意味が含まれています。
スピリチュアル的に言えば「無限、自由、永遠、創造、知性、生命エネルギー、源(ソース)」です。
故に弱さであるエゴイストにもナルシストにも決してなりません。

 

この世に蔓延している自己否定(弱さ)の価値観に囚われた「愛する」ではなく、思い込みを外した真っ新な心で物事を見ることです。
自分の中にある間違った陳腐なイメージの「愛」や「愛する」を手放してみてください。

そこからしか私が書いているのこのブログの中の「愛する」という言葉の意味は理解できないと思います。

特に「誰もが等しく愛されている」という言葉の意味は理解するのに難しいと思います。

 

人間、誰の中にもある愛、その強さ、偉大さに気づき認めてください。
この本当の力を自分に受け入れたら、そこから物事が変わって見えると思います。
身体や人生が良い方向に変わっていくと思います。

 

 

 

<お願い>
このブログは私のひとりごとです、私の個人的な価値観を気ままに書いてあるだけです。
元々は「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望から書き始めたものです。
従ってブログの内容は会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が読んだ場合、意味が通じず誤解を与え不快にさせることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると大変ありがたいです。

 

 

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