東洋医学からみた感情 ①

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七情(しちじょう)とは東洋医学の言葉で、怒、喜、思、憂、悲、恐、驚の七種類の感情のことを言います。
これを五行的に五つに分けると五志(ごし)になります。

木・・・・怒

火・・・・喜

土・・・・思

金・・・・憂、悲

水・・・・恐、驚

というようになります。

この感情は、人間の内臓(五臓六腑または六臓六腑)や経絡にも大きく関わってくると考えられています。

そして、気の流れる道筋である経絡は、五臓六腑をその名前に冠しています。
詳しくは「経絡について」 を参照して下さい。

 

例えば、怒ってばかりいるとそのマイナスの感情は、
木の性質である肝臓や胆のうに影響を与えたり、肝経、胆経といった経絡の気の流れを乱します。

イライラしたり怒ってお酒を飲んでしまうと肝臓に大変悪いということになるのです。
ヤケ酒を飲むと悪酔いしやすいのは、肝臓のアルコールの分解能力が怒りの感情で弱くなっているからかもしれません。

また、肝経は足の親指(外側)から下腿の内側、膝の内側を走行します。
大酒を飲んだ次の日に痛風の人が足の親指の関節や膝の内側が痛くなる方が多いのも肝経の気の流れを乱したことが原因かもしれません。

 

この様に考えると、どうせ同じお酒を飲むのなら楽しく飲んだ方が身体への負担も少なく済むかもしれません。
(いくら楽しいからといっても、飲み過ぎはやっぱりダメです。)

 

七情は、別名・内因とも言い肉体の内側(こころ)からくる病の原因という意味でもあります。

東洋医学的にみてもマイナスの感情が身体には良くないということを既に知っていたようです。

いつの時代にもストレスはあって、プラス思考やプラスの感情の大切さをこの様に教えてくれています。

 

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