心の苦悩が象徴的な身体的部位に病気を発症させることもある

この記事は約3分で読めます。

※これは「上記の①、②のことから言えることとは…」の続きです

 

 

次のことは一般的に知られてはいませんが、
自己否定が強い場合、そのことを象徴的に表す部位に病気を発症させる傾向があると思います。

 

そこで特徴的な例を挙げてみます。

女性が自分の性に関わることが原因で不満があった場合
乳ガン、子宮筋腫や内膜症、生理の諸症状の悪化など女性の身体を象徴の部位や生殖器に表れ易いです。

男性も同じで、自分の性に不満があれば、インポテンツや前立腺など男性の身体の象徴の部位や生殖器に表れ易いです。

 

例としては、
女性の場合、嫁姑関係などの問題から嫁としての不遇や不条理、出世や処遇の男女差別、スポーツ等での肉体的不満、結婚しないことへの劣等感や罪悪感等です。

男性なら、家庭や会社、社会において男として古い価値観の強さや立場が無くなったことの無力感や劣等感、腕力の衰え、その逆に強さを誇示しようとして虚勢を張ることからの疲れや虚しさ等です。

 

性以外なら、

  • 首が全く動かない(突然の寝違いが半年以上何をしても治らない)は、「怖くて周りが見られない。見たくない。」といったその人に不安心理があった。
  • 腰痛がひどい、下半身に力が入らず立てない。普通に歩けない(体の土台である下半身がグラグラで不安定)は、自分の能力に自信が持てずに仕事への不安が強くなっていた。
  • 急な片側の難聴(耳閉感)や耳鳴りは、その方向に関わりたくない人(その人の声が聴きたくない)が居た。
  • 原因不明の全身の痛み(繊維筋痛症)は、無意識の自己不信から自分や周りに厳しくなり、世の中を嘆き、その不満で益々自分を責め自分を罰する心理が痛みになっていた。

など症状とその原因となる心理に関連性が見られる場合もあります。

 

これらはほんの一部ですが、私がカウンセリングを併用し経絡治療するがゆえに得た臨床経験が情報元です。(ゆえに一般的な概念ではありません)
もちろん全部が全部、関連性に気づけた訳ではありませんが、何らかの症状のある方はちょっとご自身を振り返ってみれば、心理と症状の関係性を感じて頂けるのではないかと思います。(

 

※:但し、ご自分の病気についての原因を今の時点であまり深く探さないでください。
人によっては、自分の心を深く探ることで反って不安が大きくなり症状が悪化することがあります。

私は常々「苦悩に心当たりが無い場合は無理に探さないこと」と患者様に言っています。

なぜなら、原因が分かっている場合も、その原因を「手放すこと」とアドバイスしているからです。
それは原因を意識した場合、心はネガティブに反応し気が下がってしまうからです。

治療に大切なことは気を高めることなのですから、出来る限りネガティブなものは手放すことを勧めています。

因みに手放すとは、
「これはこれでいい」という考え方で、自分の価値観で善悪や正誤などの判断をせず、あるがままを受け入れることです。見て見ぬふりをして心の奥に隠すことや押込め蓋をすることではありません。そのままにしておくことです。

尚、心が癒され心に余裕を感じたとき(症状が改善したとき)に自ずと原因に気づくはずです。

それまで、原因が分からない場合には無理に探さないことです。

 

 

◎次のテーマ「病気は人生に突然起こった不幸なのか?」に続く

 

 

タイトルとURLをコピーしました