脈診について

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私の脈診は六部定位脈診

経絡の乱れを調えることを目的とする経絡治療は、脈診によって経絡の乱れを知ります。

脈診もいろいろありますが、ここでは私の行っている脈診について説明します。

私の脈診は六部定位脈診(ろくぶじょういみゃくしん)といい、左右の手首にある親指側の動脈(橈骨動脈)の拍動部に、示指、中指、薬指を三本揃えて当てて、それぞれの指に感じる脈拍の強さを診ています。

左右三本ずつ指を当てていますから、計6箇所で脈拍を診ています。

例えば、患者さんの左の手首に私の人差指を当て、軽く押さえて浅いところの脈を診る。

次に強く押さえて深いところの脈を診る。

人差指1本で2通り(浅い・深い)の脈を診ています。

つまり6箇所×2(浅い、深い)=12となりこれで12本の経絡全てを診ていることになります。

 

治療中は何度も脈診します

私の治療を受けた経験のある方は分かると思いますが、必ず鍼を打つ前に脈を診てどの経絡を調えようか確認しています。

そして、鍼をして思ったように経絡が調ったか確認する為に、また脈診します。

このように次々と鍼して脈診してを繰り返し、
脈が治療前と比べて全体的に調ってきたと感じたときに「今、症状はどうですか?」と患者さんにお聞きします。

すると、「ああ、楽になってる」とか、『痛みが無い」などのお答えを頂けます。

反対に
「まだ、少し痛む」とか、「いえ、変わっていない」などのご返事の時は、今一度、脈診をして、もう少し調えた方がいいかな?と思う経絡を探し鍼をします。

もう一度脈診してより調えば、「ああ、先程よりいいよ。」とか、「今ので、楽になっている」などのご返事がもらえます。


一方、症状がそんなに変わってなくても脈がいい感じに調っているときは、それ以上鍼をしません。

そんなときは後からじわじわと良くなっていきます。

 

こんな感じで、脈診をしながら治療を進めていきます。

私がやっている経絡治療では、
脈診は患者さんの経絡の乱れを知り、同時に今行った治療が効果を出しているか?を知る方法です。

私にとって脈診はとっても大切な方法なのです。

 

 

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