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「経絡を調える」

2010.04.27作成

経絡を鍼灸で調えることについて

病により経絡が乱れた状態とは、

病により経絡が乱れた状態とは、何らかの理由(主にストレス)に
よりある経絡では、健康時より気が滞ってしまい(溜まり過ぎてい
ること)、その反面、別の経絡では、健康時より気が流れてこない
状態になっていることを言います。(※)


つまり、
気(エネルギー)が、十二経絡に最適に配分されて流れていない状態
ということです。


このバランスが乱れた状態の十二経絡を調えるには、
鍼灸を使って意図的に経絡のネットワーク全体に変化を
生じさせることが必要になってきます。


(※):気の流れが悪く溜り過ぎている(多い)状態を「実(じつ)」、
また、流れてこない(少ない)状態を「虚(きょ)」言います。



気の流れに変化を起こすことは

経穴(ツボ=壺)に鍼を入れる(刺す)と、その部位の気の流れに
変化が起きます。

その変化がきっかけとなり十二経絡に沿って全身に伝播して行きます。


この気の流れを変化させる為に経穴に鍼を入れる行為は、

例えるなら
静か池の水面に小石を投げ入れたとき、水面に波紋が起こり、
広がっていく様子を想像してもらうといいと思います。


この波紋というのは、池に水路が繋がっていればそこにも伝わって
行きます。

もし水路に交差点があれば、その交差点に繋がっている水路全てに
波紋は伝わります。


経絡も同じで、経穴に鍼をすることによって経絡に沿って気の流れ
に変化(波紋)を起こすことになります。


その気の流れの変化(波紋)は、バランスの崩れている状態を
最終的に最適化(安定化)する方向に進んでいく
と私は考えています。



何処に鍼をしても良い訳ではないです。

気の流れに変化を起こす為の鍼は、経絡上に反応があれば
何処の経穴に刺してもよいということではありません。


効率良く十二経絡に影響を与える経穴を見つけ、
そこに正確に鍼をすることが出来れば理想的です。


水路の交差点の様に、
経絡同士がお互いに影響を与えている部位(経穴)があれば、
そこに鍼をした方が効果的に各経絡に同時に影響を与えられます。


その経穴を決めることを選穴と言います。



選穴(せんけつ)

まずは、脈診で十二経絡の状態を正確に把握します。

そして十二経絡は、陰陽五行的にお互いが関係しているためその事
を考慮して、

脈診で把握したそれぞれの経絡の乱れの程度から、
一番効率良く影響を与える経穴を決めます。

この経穴を要穴と呼び、昔から重要な経穴として知られています。



取穴(しゅけつ)

次に、その選んだ経穴を患者さんの身体で正確に見つけなければな
りません。


大まかな位置は文献等で示されていますが、実際に見つけるには、
皮膚の微妙な反応に注意し、正確な位置と経穴の状態(大きさ・深
さ・方向)が解らなければなりません。


この経穴を探し出す作業のことを取穴と言います。

取穴も脈診と同じで難しく、経験を積んで腕を磨くしか方法はあり
ません。



手技

取穴が出来たら、その経穴に正確に鍼を刺さなければいけません。

経穴にずれて鍼をしても、気の流れに良い影響を与えられません。


経穴の深さ・方向を考慮して正確に鍼を刺したとき
一番効率良く経絡は反応してくれます。



全てが出来てはじめて調います

この様に脈診、選穴、取穴、手技の全てが出来てはじめて経絡が調
います。(負の感情がリセットされます。)

そして、身体が本来持っている自然治癒力を充分に発揮することに
繋がって行きます。


逆に言うと、
これらが全部出来なければ自然治癒力は上手く発揮してくれません。


患部に鍼をしなくても治癒するように仕向けるには、これらのこと
が全て出来ていなければなりません。


どのような患者さんがご来院しても、常にこの様に出来るよう、
私も日々精進しています。




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