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「競い合うこと…」

競い合うことの意味

なぜ人間は他者と競い合うのでしょうか?
私は優劣なんてないと考えていますから、
他者との勝負は存在しないと考えています。

このことをスポーツの試合で例えてみます。

試合とは、呼んで字の如し「試し合う」ことです。

何を試すのかと言えば、それはそのスポーツに対して今まで練
習してきたことが、どれだけ自分の心や技術の成長になったか
を確認するためにお互いが試し合っているのです。

特に相手と実力が拮抗する場合、試合で競うことで自分の全てを
発揮することができ、その中で自分の成長を実感したいから試合
をしているのです。

つまり、
試合の目的は、対戦相手に勝つためだけにしている訳ではなく、
自分の成長の喜びを味わうためにしているのです。


いやいや、キレイごとを言っちゃいかんよ。
俺は勝つためにやっているよ。
誰だってそうだよ。
勝てば人から認められるし褒められるから気持ちいい、
でも負ければ人から褒められることは余り無いし、
同情されるだけで反って悔しいだけよ。
と考える人もいると思いますが、私はそんな風に考えることは
やめました。

なぜなら自分の人生の喜び、幸せには、他人からの評価は関係なく、
それより自分が自分のことをどう受け入れ認めるかの方が大切だと
気付いたからです。


試合の目的は相手に勝つためだ、と考える人は、
次のことをちょっと考えてみて下さい。

もし相手が誰もいなかったのなら、どうやって自分の練習成果を
確認できるのでしょうか?

野球でもサッカーでもテニスでも、この世に自分以外誰もやって
いなかったのなら上手くなったかどうかは知ることはできません。

自分達以外に同じことをやっている相手がいるからこそ自分達の
成長を確認できるのです。


一人でシャドーボクシングをしていても強さは判りません。

一人で壁打ちテニスばかりしても自分の直すべき点に気付くこと
は難しく、気付かなければ中々上手くなりません。

誰かと試合をするから成長した点や欠点に気付き、
更なる成長に繋がるのです。


試合での対戦相手は自分を投影した仮想の自分です。

実力が拮抗したライバルなら今の自分を投影し易いから、
自分の成長が分かりやすいです。

だからライバルとの試合は面白く結果に一喜一憂するのです。

一方、相手が強過ぎたり、逆に弱過ぎたりして実力が離れている
場合は、試合の結果に関係なく面白く感じることは少ないです。

それは自分を相手に投影できないから、成長が確認しずらいからです。


このように試合での勝敗の結果は、本来の目的(自分の成長を知る)の
二次的な産物でしかありません。

試合の目的は、対戦相手より優れていた、劣っていた、
ということを決めるためにする訳ではないのです。


勝ったのなら、「ココまで成長したんだな」と思い自分を褒め
成長を認めればいいのです。

負けても同じです。
そこまでの自分の成長を認め褒めればいいのです。

そして勝っても負けてもお互いこれからの成長の余地を確認で
きたことを喜ぶことです。


こんな風に考えることができたらお互い対戦相手には感謝と敬意
の気持ちが湧いてくるものです。

相手がいたからこそ自分の成長の喜びを味わえたのですから。


試合の意味とは、他者との優劣を競うものではありません。

精一杯の自分を出すことで今までの成長の確認をして、
これからの成長の余地を知り得る機会なのです。

このように
人間が他者と競い合うことの真の意味は、自身を知るため
の行為なのです。

決して優劣を判定するためではないと私は考えます。


真のアスリートは、この事を理解しライバルを敬愛しているは
ずです。

決して倒すべき敵とは思っていないはずです。

もし相手を敵と思っているのなら、その選手は真のアスリートと
は言えないと私は思います。


相手に敵対心しかない心では、内なる充実感はありません。

心が満たされていないのなら、気・エネルギーは身体を上手く
巡りません。

肉体はパフォーマンスを100%発揮しきれないでしょう。

その人の折角の努力は、残念ながら望む結果を得ることは
出来ないでしょう。


このことはスポーツに限らずどんな人にも当てはまり人生の
あらゆる場面で同じことが言えると思います。

何事も敵を作り闘い争う人は、人生は上手くいきません。

人生に敵などいません。
いるのは自分の成長と成長の余地を気付かせてくれる
メッセンジャーだけです。

私は競い合うことの意味をこのように考えています。




<お願い>
私のブログは「治療中の会話の中で重要な部分だけでも後から思い
出せる様にして欲しい」という患者様からのご要望が元で書き始め
たものです。
従ってこれは会話の一部分の要約であり、お悩みの内容や会話中の
質疑応答などは殆ど省略されています。
そのため、このテーマについて全く私と会話をしたことが無い人が
読んだ場合、意味が通じず誤解を与えることもあると思います。
何卒、その点をご了承の上お読み頂けると幸いです。






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